●このプロジェクトをご覧になっていただき有難うございます。
アトリエ「エリア51」の野田真一と申します。
「コロナ禍による消沈した気持ちを払拭し、エアブラシ絵画を活性化させるために個展を開催する!」
そんな意気込みで、これまでの作品の整理をし、そして新たな作品を製作をしておりました。
しかし、製作のために泊まり込んで作業をしていた6月23日の朝、アトリエは炎に包まれ全焼。
作品も全て燃えてしまいました。
消防の調べで電気製品(冷蔵庫)からの出火が原因とのことでした。
仕事の場が全焼してしまった喪失感や罪悪感もさることながら、一緒にアトリエに連れて来ていた愛犬の救出に、煙炎の中で全力を尽くしましたが力及ばす、火災の犠牲としてしまったことが無念でした。
物的なダメージと心情的なダメージに押しつぶされている時に思った事・・・・
「罹災が原因」そんなネガティブな理由で、この計画を終わらせてはいけない!
むしろ、このマイナスとも言える状況からの成功を目指したいのです。
このプロジェクトで「アトリエの再建」
そして、「再建したアトリエでの個展」を実現したいです。
そこで、私を知らない方にも、私という人物、作品、作風
そして「エアブラシアート」という美術を知ってもらいたく簡単ではありますが紹介させてください。
● 自己紹介
1997年にアトリエ「エリア51」を開設
エアブラシというツールを」絵画を描く道具として可能性を高めるべく
様々なものにアートワークを施してきました。
私はエアブラシを使い絵を描くことで様々なチャレンジをしてきました。
エアブラシと言えば模型の塗装 車輌塗装補修などで使用される塗装の道具(スプレー)といった考えが一般的な認識でした。
しかし、私はその「エアブラシを使って細密な絵を描く」事で、絵画の新しい表現方法に辿り着きます。
様々なチャレンジをした結果、型紙を使わずフリーハンドで細密画を描く技術を身に着けました(この技法は後に教則DVDとして大手メーカーより発売)。
1999年には、作品がヨーロッパで評価され、作品集も発行されました。この事は、塗装機具を優秀な描くツールとして、また自分のアートワークが世界に向けて発信できた事を大変嬉しく思いました。それを切っ掛けに、エアブラシによる可能性を普及させることに尽力するようになりました。
例えば、メーカーと協賛し、エアブラシ絵画技術向上のため国内外でエアブラシアート講習会を開催したり、大勢の目に触れる機会の多いであろう、前衛的な表現を求める音楽家の為のアートワーク(有名アーティストの楽器に施工)や、個性を際立たせた商業製品として、6年間にわたり米国の大手楽器メーカ^-のアートワークも担当させて頂きました。
近年は地元での活動に力を入れており、観音図 龍神図など寺院への寄贈、福祉施設からの製作依頼を受け現在に至っております。
このところの時代背景により私の作風も大きく変わり「日本の美 心の癒し 心を寄せられる作品」 をテーマに作品を描きためておりました。
ですが、火災で全て失ってしまい残ったのは私の命だけ。
生き残った事には意味があるのです。
これで終わりには出来ない・・・
作品は燃えてしまったけど、「一つ残った命が生み出す全力の作品」を創作する!
そして念願の個展を開き生き抜く姿を見ていただきたい! そんな覚悟です。
● 代表的な過去の活動をご覧になっていただけると幸いですがデーターもパソコンごと焼失してしまったため、高解像度の画像を掲