子供の『不幸』に真っ向勝負‼ 不登校中学生が社会問題に挑む!!

子供の『不幸』に真っ向勝負‼ 不登校中学生が社会問題に挑む!!
チック症状の療養のために不登校になった中学生の僕が、不登校への差別を目の当たりにし、一大決心。登校・不登校の垣根を越えて次世代を担う子どもが、幸せに大人になれる社会を目指してyoutube活動を通して新たなムーブメントを起こします!

ループしてしまったり、読み飛ばしてしまったりして、思うように読み進めることができません。

 それならと、自宅学習でICT教材を使おうとしたら、タブレットにタッチペンという形で、ペンを持つのが苦しい僕は結局使うことができませんでした。

また、先生が黒板を使って話しながら解説するタイプの動画も先生の解説の声が頭を通り抜けていってしまい、なかなか覚えられませんでした。

睡眠障害も大きなネックです。一回の睡眠で約10時間以上必要なうえに、何かを思いついたりしてしまうと全く眠れなくなってしまい、48時間ぐらい起きっぱなしになってしまったりすることもあります。どうしても眠れない時と、どうしても起きられない時があるのです

 こんな僕が現状の学校教育でどうやって勉強していったらいいのでしょうか。

 僕は勉強自体は嫌いじゃありません。僕は学習塾には通ったことはありませんが、実は、6年生の時の全国学力テストでは算数は満点でした。でも、テストを受けるときは、頭が分かっていても、目と手が追い付かないのでいつも時間ギリギリになっていました。授業は、ノートはあまりとらず、ほぼ原理を理解することだけで覚えてきたので、小学校のうちはまだ何とか頑張れましたが、中学になると同時に、覚えることも、複雑な漢字を書くことも、量が膨大になって全く追いつけなくなりました。

 チックや睡眠障害をひどくしないために、身体的精神的な無理をできるだけしない様にしながら学習していくというのは、僕にとってどういうものか、これはこの先も模索が続くと思います。

 こんな僕ですが、視覚的に理解できるような素材で、実際にソフトを動かしながら教えてくれるようなyoutubeの動画編集などの解説動画はすっと頭に入ってきます。また、キーボード入力なら苦しくはありません。得意なことならチックもひどくなりませんし、実際、今やっていることは生きていくスキルにもなっていると思います。アラパイマのオープニングを3DCGで作っている。

一人一人に寄り添った学習スタイルで

一人一人が幸せに生きる力を得ることができる仕組みを

 僕の悩みは自分の体質の問題が大きかった訳ですが、世の中には、そういった障害だけでなく、家庭問題で心身ともに疲れ切っていたり、心ない他の生徒からのいじめで苦しい思いをしていたり、いろんな理由で困っている人がたくさんいると思います。そういったそれぞれの状況に合わせた改善策や学びの形があっていいはずだと思っています。

 特に学校については、「学校に行く行かないに関わらず、それぞれの子供の状況や特性に合った学習を提供することで生きる力をそだてて、いじめや虐待などの問題に気を配り、親や役所とは違う観点から子供を見守り、問題にきちんと向かい合って解決へと導くプロ集団」、こんな役割を学校が担ってくれたらいいなと個人的に思います。

 教科自体も個人個人の速度に合わせられた方がいいのではと思います。同じ年齢だから同じ内容、というのはそもそも無理があると思います。教科に関しては、先生の負担を減らす意味でも、もっとICTを活用すべき時だと思います。

 また、一人一人の得意をもっと生かすために、学校の勉強で必須のものをもう少し減らして、選択制にしたり、もっと生きていくための学習内容を増やしたらどうかと思います。今は動画編集やデジ絵、ブログやwebデザインで子供でも稼げる時代ですし、そういう意味ではITリテラシーや著作権法なども重要になってくるし、ロボット作成も、農業も、好きなら早い段階からもっと本格的に知っ