
拠点となっています。
 これに関しては、ネット通販では補えない大きな武器(差別化ポイント)でもあります。
ですが現在ではネット通販が主流となっているため、インフルエンサーの着ている服やファストファッション、有名ブランドの服だけが売れるようになり、
その人の個性と組み合わせ方で魅せ方が大きく変えることができる、といった服の魅力の引き出し方がないがしろにされています。
そのため、服屋・ファッション業界としては大きな変革が必要となっています。
 3.具体的な解決策
では先ほどの課題について、どのような解決策をしていくと良いのでしょうか?
免許の必要な美容師を服屋に配置するのは現実的ではない。
 そのため美容室に服屋の機能を入れ込むというのが、美容室の実在店舗数を考慮しても、とても理想的なアイデアです。
 ですが単純に美容室に服を陳列する、というとそれだけでは片手落ちになり、上手く機能しません。
 今までこの考えに至った人はたくさんいたことでしょう。
 しかしそのほとんどが上手くいっていません。
なぜならこれは3つの視点から考えると明白です。
 1.美容師
 美容師はただでさえ、お客さんのカット&カラー以外に時間的余裕がない。
 服の勉強はおろか、接客にさく時間すら惜しい状況です。
 2.お客さん
 お客さん目線で考えた場合、美容室には「髪を切りに行く場所」という認識しかないため、髪を切る目的以外にはなかなか立ち寄りにくいという側面があります。
 3.服屋
 一方ファッションに関しては、ただ商品を陳列しているだけでは自動販売機と同じです。
 人気商品かカッコイイ服でない限り、なかなか買ってもらえません。
 ですがファッションとは着こなし次第でどんな服でも活かすことができるのです。
 そこのエッセンスを加えるのが店員の役目でもあります。
美容師、お客さん、服屋。
 この三者三様の課題を解決するカギが、実は私の得意とする「スタイリングサービス」にありました。
スタイリングサービスは日々私が行っている活動であり、それをオンラインで行うこともコロナ以降では当たり前となっています。
 これを美容室であてはめてみると、カット中にお客様と私がオンライン通話ツールでファッションについて色々と話をし、髪を切った後その髪型に合う服の提案や普段の服の着こなしについてアドバイスします。
 そうすることでカット中のお客さんの時間を服のカウンセリングの時間に活用することができるのです。
こうすることで、お客さんは今まで通り美容室に来店しカットをするという時間の中でファッションも含めたトータルのスタイリングサービスを受けることができます。
 服屋に行く必要もなく、自分の髪型に合うピッタリのファッションをチョイスしてもらうことができるのです。
 しかもこういったサービスがオンラインを活用することで、美容室側は専属のスタイリストを雇う必要もなく可能になります。
 さらに「トータルスタイリングができる美容室」というイメージを定着させていく事で、美容室に服を見るだけでの来店者も増加していきます。
美容室だけでトータルスタイリングができる!
 これはとても便利なサービスですよね。
そして実際に美容室に置く商品としては、現在私の知り合いの古着屋やファッションブランドとの提携を進めております。販売可能商品数も多いため、私のスタイリングサービスをするにも最適な環境となっています。
 そこにさらに「コモンルームオリジナルブランド」を作成することでスタイリングサービスの統一性を保っていきます。(このオリジナルブランドは今回のリタ
