コーヒー焙煎所を京都に!  日本一バリスタ岡田の更なる挑戦 ー焙煎士への道ー

コーヒー焙煎所を京都に!  日本一バリスタ岡田の更なる挑戦 ー焙煎士への道ー
コロナ禍のなか、委託していた焙煎所が閉鎖され、新しく焙煎機を入れる場所が必要になりました。全くゼロからのスタートで、独自の焙煎所を開設する資金調達のため、このプロジェクトを立ち上げます。日本一バリスタ岡田が独自のコーヒー美学で一から焙煎し、それを全国のご家庭にお届けします。ご支援宜しくお願いします。

はじめに

[岡田章宏の自己紹介]

岡田章宏 (Akihiro Okada)

『ジャパンバリスタチャンピオンシップ2008-2009』 優勝 ラテアート世界第3位

『ジャパンバリスタチャンピオンシップ
2008-2009』 優勝
World Latte Art Championship (2008)
『ラテアート世界大会』 第3位
2016年秋にカフ Okaffe kyotoを
オープン

~バリスタ岡田のコーヒー歴と哲学~ 

京都の呉服屋に生まれ、家業を継ぐため若い時は別の呉服屋で修行していたが、バブル崩壊の中、30代で転機を迎える。

祖母が喫茶店を経営したこともあり、子供の頃から、喫茶店やコーヒーに馴染があったので、老舗のロースター(コーヒー焙煎メーカー)である小川珈琲に入り、時給800円のアルバイトからスタートする。 当時東京ではトレンドになっていたバリスタという職業をそこで知り、目指すことに。小川珈琲のバリスタ育成のプロジェクトに参加し、研究所にてバリスタの定義(あらゆる抽出技術とコーヒーの知識に精通していないといけない)を極めるため研究に没頭した。 2004年に社員となってから4年後、ジャパンバリスタチャンピオンになる。

小川珈琲でチーフバリスタとして多忙を極める中、40代のころに新たなるターニングポイントを迎える。地位も名誉もあるポジションよりも、自分はコーヒーを直にお客様の前で入れるというパフォーマーとしての仕事が向いていると気づき、独立してOkaffe kyotoのカフェを2016年に立ち上げる。物件探しを一から始めてできたカフェのコンセプトは、“日本一のバリスタに会える店”。対面式のカウンターがあり、バリスタのパフォーマンスが直に見ることができる。よりバリスタの定義に近い、“豆の産地、高価なマシーンでもない、岡田という人間が淹れたコーヒーを味わってもらう”理想のカフェを作り上げた。

2019年に嵐山に焙煎所併設のOkaffe kyoto 嵐山店、2020年にはamagami kyotoというスイーツ専門店を立ち上げたが、2021年5月コロナ禍の緊急事態宣言で、このコーヒー焙煎所が閉鎖。新たな挑戦として、自分が独自に焙煎できる焙煎所を作り、焙煎士として極める新しいフェーズに入る。焙煎所のための場所や機械を確保するところから、プロジェクトをスタートさせる。
このプロジェクトをやろうと思った理由

[コロナ禍の業績ダウンや嵐山の焙煎所閉鎖]

2020-2021年は、コロナ禍の再度にわたる緊急事態宣言で、飲食店業界は大打撃を受けました。Okaffe kyotoもその例外ではなく、2020年4,5月は前年比でカフェの売り上げが、1/3以上落ち込みました。また、提携の焙煎所を併設していたOkaffe kyoto嵐山店も、観光地にあったことが一つの要因となり業績が落ち込み、2021年5月末に閉鎖に追い込まれました。それに伴い焙煎士に依頼してその焙煎所でオリジナルコーヒーを製造していたOkaffe kyotoも境地に追いやられました。

カフェ本店の緊急事態宣言での業績悪化(2020)

[予定していた町家が借りられなくなり、余儀なくゼロからのスタートを]

そこで新しい場所で、バリスタ岡田本人が焙煎にまで携わり、オリジナルコーヒーブレンドが作れる焙煎所を建てることが急務となりました。契約までもう少しのところまでいっていた某商店街内の焙煎所に適した町家も、ギリギリで断られてしまい、プロジェクト立ち上げ時には、場所確保も含め全く