はじめまして、株式会社 成願です。
成願では「糸の開発から始まり、タオル生地を織り上げ、各種加工、仕上げまで様々な工程を行っております。安心して永く愛せる商品を使っていただきたいという気持ちを込めたモノづくりを心掛けています。「糸の開発から仕上げまで一貫して行っている成願だからこそ、現場感覚からSDGsを意識した商品開発ができることが強みです。「永く愛されて、地球にも優しく」をプロジェクトのテーマに掲げ、今回の商品開発に取り組みました。そしてお届けするのは、大自然の恵みがたっぷりつまったオーガニックコットン100%マルチケットです!
毎日つかっている日用品。少しずつサステナブルな素材へ変えてみませんか?
オーガニックコットン素材でつくるマルチケットで環境を守ろう。
SDGsとは、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)で2015年9月の国連サミット加盟国で採択された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。しかし、「SDGs 」という言葉は日本でなかなか浸透しておらず、達成することが難しくなっているのが現状です。地球の環境を壊さず、資源も使いすぎず、未来の世代も美しい地球で平和に豊かに、ずっと生活をし続けていけるような「永く愛されるものづくり」を目指し、(株)成願はプロジェクトを立ち上げることにしました。今回のプロジェクトをきっかけに、少しでも一人一人がSDGsについて興味や関心を持って頂ければ幸いです。
オーガニックコットンとは?
オーガニックコットンとは、無農薬の綿花畑で作られたコットンのことです。通常の綿花は、他の農作物と同様に、防虫剤や防腐剤などの農薬を使用し、栽培されています。しかしオーガニックコットンは、これらの栽培とはちがい3年間農薬や化学肥料を一切しようしない畑で生産された綿のことを言います。
有機栽培は管理がとても大変です。ハーブを植えて虫がつくのを防いだり、手作業で雑草や害虫を処理したりと、辛抱づよく、永い手間暇をかけ、自然の循環に沿った栽培をしていくのです。 農薬は、元々、虫害や病気の予防をする害虫駆除を目的とした薬剤でしたが農業の効率化のため殺菌剤や防カビ剤、植物成長調整剤、枯葉剤などの除草剤なども農薬として使用されるようになりました。害虫駆除のために使用する農薬は、益虫も殺してしまい、環境にも影響を及ぼしています。
今回のマルチケットに使用しているオーガニックコットンは、そんな有機栽培コットンの中でも希少価値の高いオーガニック茶色綿を使用しています。 綿花には生成りや緑のものがありますが、その中でも特に希少価値が高い茶色の自然そのままの色の古代種がこの素材です。 染料は一切使用しておりません。
化学染料等を一切使用していないため、収穫された時期や地域によって色の差が出ます。また洗濯や日光によって色が変化しますが、これこそが余分な加工をしていないコットン本来の特徴といえます。
さらに、当社ではそのオーガニック茶色綿を引き立たせるために、そこからさらに「無撚糸」加工をすることで、柔らかさと使い心地を向上させました。この無撚糸加工をしたオーガニックのケットは業界でも非常に珍しく、度重なる試作、糸の撚り回数の変更などを繰り返した結果、織り上げることに成功した逸品となっております。
オーガニック茶色綿1