「SDGsのその先へ実行委員会」の杉川茂と申します。
数あるプロジェクトの中から本ページをご覧いただきありがとうございます。
私たちは、徳山大学と連携し、大学生のまちづくりへの夢のサポートを行っております。
徳山大学のある山口県周南市には和紙漉きの伝統を伝える須金地区があります。徳山大学経済学部の寺田先生が令和2年度「地域づくり論」という授業の中で、須金地区有志のご協力のもと、この地区独特の
「和紙絵」を題材に地域活性化に向けて学生とともに取組まれました。
須金地区は梨・ぶどうなど観光農園が盛んで、自然豊かな地域として県内外からの人が訪れています。
一方、少子高齢化は進み、小中学校も統廃合が進んでいます。
したがって、この土地には伝統産業である須金和紙の継承が急務となっているのです。
この課題にたいして、寺田先生の地域ゼミで学生が考えたのは須金和紙絵を作成するための
「和紙絵制作キット」の販売・普及でした。
伝統産業の灯を絶やさない方法として商品開発。
このプロジェクトでは、その為の資金支援を頂きたいと考えられました。
それでは、寺田先生と学生たちの活動およびその想いを紹介させていただきます。
【和紙づくりを家族で楽しめる制作キットを商品化!】
「和紙絵制作キット」は伝統的な製法で和紙をつくる簡易キットになります。
楮や三俣などの皮を剥いて、蒸して和紙の原料となる和紙繊維はつくられます。
簡易キットには染色済みの和紙繊維を水に溶かして配置し、和紙繊維で描かれた「和紙絵」をつくりあげる体験キットになります。
和紙の台紙に、糊(ネリ)に溶かした和紙繊維を配置して、文字や絵を描きます。
命名の名前や父の日や母の日の似顔絵作品、部屋に飾るおしゃれな「絵」など、アイデア次第で親子で楽しめます。
【世界に一つしかない大切な贈り物】
学生たちが考えているのが「世界に一つしかない」大切な贈り物から家族の思い出になる飾り物。
結婚記念日、父の日、母の日のプレゼント、子供の誕生記念プレゼントを「世界に一つしかない」伝統和紙で残せるプレゼント品。
もう一つが親子でつくる和紙の飾りもの。親子で楽しい和紙作りのワークショップで制作したものを自宅にさりげなく飾ることで、家族の絆が深まっていきます。
【プロジェクトが生まれた経緯 ~徳山大学寺田ゼミがきっかけ~】
この周南市の中山間にある須金地区の地域おこしに尽力されている観光農園の方から「和紙絵」を活用したビジネスを学生と一緒に考えられないかという打診がありました。
そこでこれを令和2年度「地域づくり論」の題材としました。この授業で、学生は和紙絵作りを体験し、地域の方に聞き取りをしながら課題を抽出し、解決案を考えてきました。
寺田先生の授業の中で、学生が和紙の魅力をもっとたくさんの人に広める「和紙制作キット」の提案があり、こちらを商品化することで、実際に住んでいる方に仕事を発注し、伝統産業を絶やすことなく持続化可能な地域づくりにつなげていきたいという意見があがりました。
(詳細はこちらを参照:)
【今後の目標・活動内容】
当プロジェクトは、伝統文化を日本に広めるだけでなく、中山間地域の持続可能な経済を創発することに寄与することができ、その市場規模は計り知れません!
また、私たちのアイデア以上に高齢化を迎えた地域の人に生き甲斐を提供するとともに、継続的に若者が地域に携わることで伝統文化を通して関係人口を増やすことになります。
今回ご提供いただいたクラウドファンディング資金により、上記アイ