【はじめに】
「私、がんかもしれない…」
「病院はどこへ?何を準備したらいい?」
「治療と生活の両立は難しい?」
「副作用の不安…」
「相談をしたいけど誰に?どこに?」
本人も不安だけど、支える家族も不安。
「何をしてあげたら良いの?」
がんになると、たくさんの不安や悩みを抱えることになります。
けれど、それを話したり相談できる場所にたどり着けない患者さんや、ご家族が多いのではないかと考えています。
そこで、患者さんや支えるご家族の居場所を作りたいと思い、女性がんを経験をしたメンバーや、私の想いに賛同してくれるメンバーに集まってもらいLink of smilesという団体を立ち上げました。
患者さんだけでなく、周りの方にも笑顔になってもらう時間を作りたく、今回ワクワク・ドキドキするイベントを本年10月24日に開催します。
ぜひ、イベント開催に皆さまからのご協力を頂けたら嬉しいと思い、クラウドファンディングに挑戦させていただきました。
【メンバー紹介】
佐藤恵理(代表)
はじめまして。代表の佐藤恵理です。私は、北海道釧路市在住で2人の男の子を育てるシングルマザーです。2019年にトリプルネガティブ乳がんと診断され、札幌の病院で手術・抗がん剤治療を受け、2020年2月からは無治療となっています。同年2月から、骨転移数値が上がり始めましたが、少しずつ下がってきて現在は正常値の二倍ほどで経過観察中です。
がんという病気はなってみないと分からないことが沢山あります。
「病院はどこがいいのか?治療法は?副作用や後遺症は?」考える余裕のない中で沢山の決断をしていかなければなりません。再発や転移の不安もあります。
私個人の経験では、抗がん剤治療によって髪の毛が抜けウィッグをつける際に、副作用で皮膚にできた湿疹に悩まされるなど、がんになって初めて知ったさまざまな症状がありました。
その時に思ったことは、ウィッグで頭を隠すのではなく、髪の毛が抜けたそのままの姿でも、人から気を使われることなく普通に過ごしたいということです。つるつる頭にアートっぽい絵を描いて、おしゃれにして歩きたい。そんなことも想像していました。
患者さんも周りの人もお互いが気を使いすぎて、心を閉ざしてしまうこともあるのではないでしょうか。
みんながありのままを受け入れて、気軽に不安や悩みを分かち合えるような場所を作りたいと思い、このイベントを絶対に開催しようと決意しました!
(写真向かって左から
佐藤恵理・赤間有美子・佐藤真希)
中心メンバーは3名。
以下加入順に簡単に自己紹介をさせていただきます!
佐藤真希(副代表)
中心メンバーの中では唯一がん未経験者。現役看護師としてがん患者さんに関わっていた時期もありますが、現在は他病棟勤務のため直接的にがん患者さんと接する機会はありません。
今回、代表から一番初めに声をかけていただき、一緒にこの会を実現するべく裏方サポートを全面的に担わせていただこう!という思い即答で返事をさせていただきました。
「誰かを笑顔にしたい」これが私とえりちゃんの1番の共通項です。
今回えりちゃんが「がん」になった時の軌跡を目の前で見させてもらった時、本当に支える人の存在が大きいことを改めて実感しました。
だからこそ、今回のイベントを通して少しでも多くの人にちょっとだけ笑顔になってもらえる居場所作りが一緒にできたらいいな。そんな風に思っています。
赤間有美子
2006年乳がん、2010年皮膚がん、2015年子宮腺筋症・子宮頸がん