虐待を受けた子どもが学校に通える場所「自立援助ホーム」の設立に向けて

虐待を受けた子どもが学校に通える場所「自立援助ホーム」の設立に向けて
虐待を受けた子どもたちの中には,家庭以外の場所で生活を始める子どもがいます。そのような子どもが,これまでどおり学校生活を送り,その後の自立を支える場所が必要であると考え,NPO法人子どもセンター帆希では,自立援助ホームを設立することとしました。

もの安心安全が守られ,それと同時に学習する権利を十分に保障する場が今必要となっています。

このプロジェクトで実現したいこと

 子どもシェルターの存在により、虐待などの被害から避難することは可能となりましたが、適切な退所先が見つからず、入所期間が長期化していく傾向にある上、退所時には、子どもたちがこれまで大切にして来た学びの環境や友人を失ってしまう例が後を絶ちません。

 このため、私たちは、県内最多の高等学校、大学が設置されている千葉市において、新たに自立援助ホームを開設し、虐待等の被害から逃れた女子学生が、その所属する学校を継続できる環境を微力ながら整え、その支援を行っていきたいと考え、今年度自立援助ホームを開設することを計画しました。

 私たちが開設する自立援助ホームは、冬の風雪に耐えながらも、春の暖かい風を待ちきれないかのように咲きほこり、私たちの心を和ませてくれる梅の木の別名「風待草」にちなみ、

 子どもたちにとって今は逆風でも、風向きが変わり順風になり、やがて帆に風を受けて船出をするときを待ち、

 そのときに備えて力を蓄えるための港のような存在でありたいと願い、「かぜまちの家」と名付けることにしました。

  ・施設形態 自立援助ホーム

  ・施 設 名 かぜまちの家

  ・対  象 女子 主に高校生、大学生など学生を受け入れる。

  ・定  員 6名

  ・事業内容

    ①児童自立生活援助事業(児童福祉法第6条の3第1項)

    ②就学者自立生活援助事業(雇児発0331第56号)

    ③社会的養護自立支援事業(雇児発0331第10号)

  ・事業計画地 千葉市

  ・施設建物 木造6LDK+1(事務室)

 自立援助ホーム設立後は,次のような点に注力し,子どもたちの支援をしていきたいと考えています。
1.支援の基本姿勢

 ① 家庭的養育

 入所した子どもが安心かつ安全と感じられる家庭的な生活環境を提供し「当たり前の生活」を保障します。

 ② 支援の個別化

 子どものニーズを把握し、支援を個別化して展開します。子ども一人一人の自立支援計画(個別支援計画)を立て、短期、中期、長期と段階ごとの支援目標を設定します。また、行動観察を踏まえ、定期的に計画の見直しを行います。

 ③ 支援の専門性

 精神科医、臨床心理士、元児童相談所職員、学識経験者、弁護士等とともに定期的にケース検討や支援の振り返りを行い、支援の専門性を維持します。

 ④ 社会性獲得のための機会の保障

 職員やボランティアスタッフ(大人)との関係、子ども同士(同世代)の関係を通じて、人とのコミュニケーションを体験し、集団生活を営む者同士の力動を活用し、社会性の獲得など成長の機会を提供します。

 ⑤ 意見の尊重、主体性の確保、法的支援

 子どもの自立支援を行うにあたっては、当事者が自分の意見を持ち、かつそれを表明できるよう配慮し、自立支援計画策定などの場面においては当事者の意見を十分に尊重します。また、必要に応じて弁護士による法的支援を活用します。

2. 生活支援

 この自立援助ホームでは、受入先が少ない「学生」を中心に入所してもらいたいと考えています。そのため、生活支援においては、以下のような点に配慮して行います。

 ① 学校のカリキュラムに合わせた生活支援

 子どもの状況に応じた自立支援計画(個別支援計画)を策定にあたり、その在籍する学校のカリキュラムに合わせ、通学時間、授業時間、休日などを確認し、ひとり一人に合