仕組みが「奨学金つきシェアハウス」です。
〈奨学金つきシェアハウス〉
日本語学校を通じて入居依頼のあった留学生が国際交流シェアハウスやどかりに入居します。入居期間中はアルバイトだけではなく地域活動にも積極的に参加します。
国際交流シェアハウスやどかりではこれまでにもガールスカウトや地元の婦人会、自治会の行事に留学生や技能実習生と参加してきました。時には留学生や技能実習生が母国の文化を紹介することもあります。
普段接する機会の少ない日本の子どもたちやその御両親、御家族等、多世代にわたる交流ができることから留学生や技能実習生にとっても楽しみな活動です。
そして留学生の中には日本での就職を視野に日本語学習をしているものの、実際にはまだまだ就職が難しいのも現状です。一方で外国人材の雇用を検討する企業もありますが、なかなか一歩が踏み出せない企業もあります。
そういった中で「留学生版トライやるウィーク」を実施し、夏休み期間中にインターンシップを行います。留学生にとっては関心のある仕事や自分にとってどんな仕事が向いてるのか等を体験でき、企業にとっては外国人材を雇用した際のイメージが可能です。
さらに国際交流シェアハウスやどかりでオリジナルの留学生評価シートを作成します。これにはこれまでのボランティア活動や日頃の生活の様子等をまとめたいわゆる「内申書」のようなもので、普段なかなか見ることのない素の留学生、そして今までの活動の様子を詳しく知ることができます。
つまり地域の子どもや大人からの評価も「内申書」に反映されるということです。今後は企業や専門家の意見も反映していきます。この評価シートを使うことで地域からの評価を知り、採用を考える企業の判断材料にもなり雇用の創出が見込めます。
日本語学校からの日々の学習の様子、地縁団体でのボランティア活動の様子、企業でのインターンシップの様子、そして国際交流シェアハウスやどかりでの日々の生活の様子。
これら4つの視点からみて「進学を応援したい!」と思った留学生に給付型奨学金を支給します。留学生にとっても小論文や面接の一瞬ではない自分で挑戦することができます。
「給付型奨学金」の新しいカタチ
これまでの奨学金は書類選考や面接で決まってしまうことが多く、また中には出身国に制限があったり、アルバイト内容が最初から決まってしまっている奨学金もあります。
国際交流シェアハウスやどかりが考える「給付型奨学金」はこれまでにない選考方法を取り入れることで留学生が地域住民と出逢い、学ぶことができる機会を増やします。
その結果「住みたい・学びたい・働きたい」そんなグローバル地域の実現することができると思います。
クラウドファンディングで支援して頂いた資金の使い道
今回支援して頂いた資金は以下のように収支計画をたてています。チャリティーコンサートなのになぜ演奏者に演奏謝金があるのか。それは演奏者もまた留学生として来日し、音楽活動を続けているからです。 彼もまた新型コロナウイルス感染症拡大により演奏の場を失ってしまった元留学生です。
今回のチャリティーコンサートを通して彼にも音楽活動を続けていける場を提供したいと思います。
今回のクラウドファンディングそしてチャリティコンサートの実施に向けてメッセージをもらいました。
「10年前、僕も留学生でした、印象的には日本に来たばかりの時、大変でしたが、周りに優しい人がいて、勇気をもらうことができました。この度、日本で頑張っている