● はじめに・ご挨拶
永田村右衛門ROASTERYの尾方です。
熊本県人吉市に、あの日、豪雨水害がくるまで存在していた製材所(永田村右衛門商店)の事務所一角で、木材を販売するかたわら、叔父が営む鹿児島可否館のスペシャルテイ珈琲豆を20年間販売してきました。 永田製材所(明治22年創業.132年の歴史は豪雨災害により幕を閉じることになりました。)
現在は仮設店舗(モゾカタウンくまりば内)で営業をしておりますが、近い将来は築約100年の実家を店舗兼住宅に改装し再建を予定しています。
製材所で販売してきたコーヒー豆は地域のファンの方や遠くからのお客様にも愛されてきました。
再建にあたって、必要なリフォームの資金を集めるため、このプロジェクトをはじめました。
皆様のお力をお貸しください!
● 商品・お店が作られた背景(歴史)
低迷していた木材業に追い打ちをかけた新型コロナウィルスで 更なる低迷を打破すべく製材所の事務所を改築した珈琲豆屋のオープン間際に、令和2年7月4日の豪雨災害による水害で製材所一帯もすべて濁流に飲み込まれました。
======= リニューアルオープン直前の製材所事務所の写真です =======
旧製材所事務所内リニューアル前の写真
↑リニューアル前の製材所事務所入り口
↑リニューアル直後の製材所事務所入り口
↑ リニューアル準備を手伝う母
↑リニューアルオープン直前の事務所内
↑綺麗に並べたコーヒー豆
↑リニューアルオープン直前の事務所内写真
綺麗に陳列しました。
↑リニューアルオープン直前7月3日金曜日の写真
ワクワクしながら7月6日月曜日の営業許可が降りるのを待つばかりでした。
======= 7月4日土曜日、豪雨災害で濁流に飲み込まれた事務所の写真です =======
新しく作ったばかりの引き戸は外れて流されてしまいました。綺麗に並べたコーヒー豆も何もかも泥に埋もれて流されてしまいました。↑新しく作った引き戸は外れて流されてしまいました。↑製材所の材木や製材機械も泥にまみれなぎ倒されてしまいました
↑泥に埋もれた製材所
↑泥に埋もれた製材所
↑水害後に積まれた泥まみれの材木とゴミ
↑この後解体されると頭ではわかっているのですがやはり綺麗に掃除しました。
↑解体がはじまり、看板も下ろされ、、
涙が頬を伝いました。
↑解体が進み、少しでも何か残っていないか泥を掘り探しました。
↑刷り版を見つけ一生懸命掘り出しました。
家族もバラバラになり大好きだった製材所も解体されました。
落ち込み疲れ果てた私はたくさんの人に助けられました。自分にできる恩返しは美味しい珈琲豆をお届けしていくしかないと思いました。
長年(132年)続いた製材所は復活することはありません。製材所の木の香りと大台車で製材するときの重厚な音の響きやどっしりとした鉄の強さをまたお見せできないのが残念です。
↑約80年前の製材所
日常の風景
↑製材所内の大きな丸太を製材する
大台車(製材機械)↑重厚な音が響くどっしりとした鉄で作られた
大台車(製材機械)
↑創業当初の永田村右衛門商店
泥の中から写真を拾い出しました。
水害がくるまでここにあるはずだった失われた製材所の名前と家族の想いを引き継ぎ、珈琲豆屋の名前を
永田村右衛門ROASTERY(ながたむらうえもんロースタリー)に決めました。
● 私たちのお店は・・・スペシャリティ珈琲豆販売・テイクアウトコーヒーができるお店です。
鹿児島可否館はスペシャリ