状況の中でも少しずつ皆さまにご好評いただき、去る2021年1月には第一弾のクラウドファンディングを実施、多くの方にご支援をいただきチョコレート製造設備の増強を図ることができました。
このプロジェクトも含め、皆さまに支えていただいたおかげで「食べる人にも、原料を生産するカカオ農家さんにもしあわせを届けたい」という想いを少しずつ実現できてきていると感じております。
一方で引き続き世の中には新型コロナウイルス(COVID-19)という大きな課題があり、当店もオープン前から現在に至るまで大きな影響を受けています。
この状況下でチョコレート製造メーカーとして何かできることはないか?
コロナ禍で店舗運営がままならない状況をどのようにして乗り越えていくか?
常に突きつけられてきたこれらの問いに対して日々様々な答えを考えてきました。
そして思い至ったのは、今一度「カカオでつなぐ、あなたと世界」という想いに立ち返り、シンプルに「今、わたしたちだからこそできる『つなぐ』を形にする」ということでした。
今、わたしたちだからこそできる「つなぐ」を形に
【 2U chocolate に特徴的なこだわり 】
「わたしたちだからこそできる」という部分にフォーカスした時、立ち上げ時から掲げている「カカオ豆が持つ素晴らしい香りや風味を最大限に引き出し、それをチョコレートという形で表現する」というこだわりを再認識したのはもちろんですが、さらに「今」という点も踏まえるともう一つ、2U chocolate の存在意義とも言えるこだわりが重要度を増してきました。
それは「できる限り多くの産地からカカオ豆や他の素材を仕入れ、それぞれの個性を活かした多様なチョコレートを製造しお届けする」ということです。
できる限り多くの産地からカカオ豆を仕入れチョコレートを製造
2U chocolate では「カカオ豆や他の素材の個性をできる限り多く愉しんでもらうこと、それこそが Bean to Bar やクラフトチョコレートの魅力に気づくきっかけになる」と考え、店舗オープン以来取り扱いカカオ産地とチョコレートの種類を意識的に増やしてきました。
その結果、店舗オープン時4種類だったチョコレートは現在13種類になり、取り扱いカカオ産地は6産地だったのが現在は13産地にまで増え、今なお新たな産地のカカオを5種類以上テストしているところです。
これはなかなか他に類を見ない、2U chocolate の大きな特徴です。
日々新たなカカオを求め、試作を実施
このこだわりを「今、わたしたちだからこそできる『つなぐ』を形にする」という視点で再認識し、具体的な形を考え抜いた結果、「おうち時間で世界を感じられるチョコレート体験」を豊富なバリエーションで皆さまにお届けするというところに行き着いたわけです。
【 目指す形と大きな課題 】
皆さまにお届けしていく価値についてはこのように再定義できた一方で、コロナ禍の影響を受けている店舗運営には大きな課題が残っています。
2U chocolate ではブランド立ち上げ時から、店舗内のカフェスペースを「コミュニケーションの場」と定め、お客さまにおいしいを体験してもらうこと、新たな気づきを得てもらうこと、様々な情報を共有することを目指してきました。
しかし長引く新型コロナウイルスの影響は大きく、計画通りに活用できない状況が続いています。
コミュニケーションの場として設けたカフェスペースを活用しにくい状況が続く
行政からの自粛要請により工房見学等のイ