あって、いつも試作はどんどん進んでいくのですが、今年のある日大きな壁にぶち当たりました。。。。
「コロナのせいで資金が足りない!!」
2年前から少しづつ用意してきた準備金がコロナ禍による営業自粛要請の度重なる延長によって少しずつ減少していったのです。可能な限り自己資金で出店しようと思っていた計画は大きく崩れてしまいました。
シェフ藤田より
「もちろん融資、助成金関連は可能な限り申請しようと思います。ですが、出店費用の全てを捻出することは出来ません。さらに無理な初期投資はその後のスタッフへの雇用条件、福利厚生の低下につながることになります。以前から問題になっている飲食業界の労働環境の改善には2015年の現店舗への移転後、積極的に取り組み、2016年には法人化し、福利厚生の充実や労働時間の短縮に取り組んできました。それからの5年間の労働環境や人材教育に対する取り組みは料理人として経営者としてさらに成長させてもらったように感じます。今回の出店も長年、僕についてきてくれたスタッフたちへの恩返しと、さらなる成長の場として計画してきたものだったので、必ず実現したいのです。
そこで今回チェレンジとして100万円をクラウドファンディングの目標金額とさせて頂きました。
皆様から支援して頂いた資金は、美味しい料理やワイン、コーヒーを提供出来るための設備に当てさせて頂きたいと思います。僕はやはり料理人なので、味には妥協出来ません。高級な機材を揃えたからといって、必ずしもいい料理やサービスが提供できるわけではありませんが、品質の優れた設備機材を使うことによって、より調理自体や、サービスに神経を集中させ、クオリティーを保つことにつながっていくことは20年以上の調理人人生の中で身に染みて感じています。
コロナ禍がおきる前ではこういったクラウドファンディングを行うことには、少なからず躊躇がありましたが、自粛が一年半も続く中、スタッフを守るため、店を守るため、また日常が戻ってきたときにお客様に喜んでいただくためには、できることは何でも本気でやっていくことを決意して動いています。」
リターンについて
シェフを筆頭にして、経営的にはコロナ禍に対して現実的でシリアスに立ち向かっていくべきだと思っていますが、でもやっぱり基本的に飲食店は楽しくて、元気を生み出す場所でなくては!!・・ということで、オープン前に新店舗のテイストを一足お先に体験してもらいたい!!と、上の写真であげたメニューをいくつかリターンとして特別にご用意いたしました! もちろん試作はこれからも何度もしていきますので完成形は多少変わるものもあるかとおもいますが、私たちを支えていただく一方で、この厳しいコロナ禍の状況においても、皆さまが少しでも元気になっていただけたら嬉しいです。
最後に
ここまで読んでくださってありがとうございました。
最後にシェフの想いを紹介させていただきます。
「大阪北新地にあるイタリアンレストラン【LACERBA】のオーナーシェフの藤田と申します。2015年にオープンした現在の店、そして2007年に独立して初めてオープンした前店【TAVERNA DELLE TRE LUMACHE】を通じて、日本の食文化やイタリア料理業界に少しでも貢献できたらと思い、14年間オーナーシェフとして走り続けてきました。
前店【TAVERNA DELLE TRE LUMACHE】
その結果生まれた、お客様はもちろん、全国の生産者、器作家の皆さん、アーティストやデザイナーの方々などの沢山の人