絵・文字・手話・歌で奏でる舞台「いけす」と「桃と桜」をオンライン配信したい!

絵・文字・手話・歌で奏でる舞台「いけす」と「桃と桜」をオンライン配信したい!
演題「いけす・桃と桜」もし、障害のある子が生まれたら…。あなたはどう受け止めますか?50年前の実話を元に絵・文字・手話・歌で奏でるユニバーサルデザイン舞台を通じてNPO法人MAMIEの劇団「みきまる座」が啓発活動をしています。オンライン配信することによりいつでもどこでも観ることができるようにしたい。

の物語】
「いけす」…50年前の障害者を取り巻く社会背景に翻弄される母 60分

「桃と桜」…母と娘の新たな戦い(きこえない子がどのように言葉を覚えるのか) 60分

※いずれも1話完結です。

なぜ「みきまる座」はつくられたのか?

聴覚障害者である安藤美紀は舞台を観たいと思い、手話通訳を二人連れて行ったのですが・・・舞台は登場人物が多く誰がどのセリフを言っているのか、把握できませんでした。聞こえないからせっかくの舞台も楽しむことができない。手話通訳に限界がある。。。と考えていたら私の中でひらめきました。

「そうだ、自分で聞こえなくても楽しめる舞台をつくればいいんだ!」

それが「絵・文字・手話・歌」で奏でる舞台をつくるきっかけになりました。みきまる座がこうして誕生しました。無茶ぶりかもしれませんが、いろんな道具を使えばいいんだ。背景にはイラストや文字が出るようにすればいいんだと。きこえなくてもきこえても楽しめるような舞台に。

様々な検証、いろんな失敗や気づきの中、きこえなくてもきこえてもどちらも楽しめる舞台は作れるんだ!と私たちは確信しました。

オンライン舞台とは、加工した映像ではなく、自然にそこに舞台があり、イラスト、文字、演者が立っている。そこをはっきりカメラで追いかけて撮影する。見ている人がまるでそこにいるかのように舞台を観ている感覚にさせる映像を目指しています。空間、雰囲気が伝わる映像。 聴覚障害者に舞台のすばらしさを伝えたいと思います。

このプロジェクトで実現したいこと

2020年3月 意気揚々とみきまる座開演!順調にスタートを切るが、2020年4月に緊急事態宣言が発令され、予定していた舞台は中止。解除後の8月満を持して舞台を再開!しかし、新型コロナウイルス感染拡大は収まらず再度中止せざるを得なかった。2021年まで3回目の緊急事態宣言が発令され舞台はストップした状態が続いている。

2021年5月からワクチン接種がスタートし、2021年9月末までに完了するのが目標と聞いたが、また変異型のウイルス感染拡大で緊急事態宣言がまた発令されるかもしれない。しばらくはコロナ禍が続くかもしれない。みきまる座の継続のためにもオンライン配信をしたい。全国のみなさんがどこにいても観られるようになれば。この舞台は普通の舞台と違ってユニバーサルデザイン舞台なので手話や顔の表情、文字、イラストを完璧に魅せなければオンライン配信の意味がない。そこでプロのカメラマンに撮影いただくことを企画した。暗闇の中でも演者の手話や顔の表情が見えるようにする。そうすれば、観る人にきっと伝わるだろう。
プロジェクトをやろうと思った理由

これがユニバーサルデザインオンライン配信なのだと私は証明したい。この映像と日本語字幕があれば、世界各地の人もそれぞれの字幕に変換し、観ることはできるだろう。このみきまる座の存在、そして50年前に遡る、障がい児を持つ親の気持ち。今も昔も想いは一緒だと思う。違うのは社会背景そのもの。

厳しい社会のなか、母子は求められる「普通」に近づけるように厳しい「生きづらさ」を強調させられてしまう。それがどういうものなのか、舞台を通じて感じることになれればと思います。

「ひとりじゃないから」という手話歌を聴いて、観て、触れて、あなたなりの気持ちで感じてみてください。美しい絵、文字、手話、歌がひとつになり、奏でるみきまる座。どこまで行くのか、応援してください。
資金の使い道

仕込み期間室料  28100円   

本番期間室料   38000円