老いや死を考えることを「おもしろがる」秘訣とは? igokuの本を出版したい

老いや死を考えることを「おもしろがる」秘訣とは? igokuの本を出版したい
福島県いわき市という自治体発のプロジェクトでありながら、2019年グッドデザイン金賞および第5位を獲得した「いわきの地域包括ケア igoku(いごく)」。その軌跡、老いや死という重いテーマの取り扱い方、福祉・介護に止まらない「はみ出し方」などをまとめた本を出したいと思います! ぜひご支援ください!

も知られていますが、ここ最近、当事者ならぬ「共事者」という概念を発明し、素人や部外者にも、課題に関わる方法があるはずだ、役割があるはずだという興味深い論を展開しています。小松の「共事」の概念は、igokuからも大きな影響を受けているといいますから、彼の語るigoku論は思想や哲学の世界にもつながってしまう、かもしれません。

このほか、これまでに書ききれなかったこと。記事にはならなかったけれど、メンバーそれぞれが学んだこと。大事にしてきたこと。これらをしっかりと文字化し、アーカイブするには、いつもとは違った形で書き残しておく必要があるんじゃないか。それは、書籍、本という形が最も適しているのではないか。そうやって出てきたのが、いごく本のアイデアだった、というわけです。

igokuで知り合った地域の母ちゃんたちと
皆さんへのお願い

そこで皆さんにお願いがあります。本の制作費をご支援いただけないでしょうか。「そこをなんとか」では、自分たちで本を作れるくらいにはお金を稼げるはずでしたが、いまだにまとまった仕事の依頼は舞い込んでいません。大変恥ずかしい話ですが、本の制作費を自己資金で用意することができませんでした。

ですが、もし、本の代金を前もって獲得できたら、資金的にも精神的にも余裕を持って制作することができ、確実に、気合の入った本を皆さんにお渡しできます。そこでお願いです。本の代金を前金でお納めいただき、それを制作費として使わせてください。

本は「書籍」を想定して1冊2000円と考えています。せめて1000人の方にはお届けしたいので、2000円 × 1000冊で200万円が目標額です。が、手数料などもかかるため、200万円を集めても手元に160万円ほどしか残らないため、実際には160万円でつくります。

制作費の主な内訳ですが、取材費・執筆費として30万円。外部有識者への謝礼や原稿料として20万円。デザイン費に30万円。印刷費に40万円(カラーページを多くする予定)。発送費用200円 × 1000冊分で20万円。広報やチラシ制作などで10万円。残りの10万円は予備経費兼「そこをなんとか」の活動費として使わせていただく、というざっくりとした構えをとっております。

前もって、本の目次(予定)もおしらせします。

序章:igokuと共事者(総論:小松理虔パート)
2章:igoku的デザイン論(高木市之助パート)
3章:官民を超える(猪狩僚パート)
4章:暮らしと民俗(江尻浩二郎パート)
5章:寄稿(外部の方から3人程度)
終章:まとめ

そこをなんとかのメンバーには、一人として「専門家」はいませんが、とにかく現場にだけは根ざしてきたつもりです。現場によって叩き上げられた、これまでにない新しい「官民連携論」「市民参加論」「コミュニティデザイン論」「文化論」になるのではないでしょうか、と勝手に期待しております。
リターンについて

リターンは「本」でお返しします。2000円のご支援に対し、本を1冊とメッセージ入りポストカードをお送りします。しかし、実際にはギリギリの制作体制ですので、支援の上乗せも大・歓・迎です。目標は1000冊分200万円ですが、それより多く集まりますよう、よろしくお願いします。
おわりに

クラウドファンディングが達成されましたら、すぐに執筆とデザインに入ります。制作期間はおおよそ半年を見込んでおり、年度内には皆さんにお送りできる予定です。進捗については、こちらcampfireのブログ機能を使って随時ご報告いたします。できるだけ後ろ