年に400周年を迎えました。400周年を「次世代の担い手を育成する人材育成元年」と位置づけ、次の100年に祭りを伝承するため、さまざまな行事を実施することができました。
しかし、ご存じのように新型コロナウイルス感染症拡大の脅威により、昨年の本祭りを含めた全活動の自粛を余儀なくされました。当然、運営資金にも相当な打撃を受けてしまいました。「人材育成」2年目と位置付けた昨年には、更なる太鼓塾の拡充など、新たな参加者、観光客がますます祭りに足を運んでいただけるような事業をいろいろと企画していましたが、すべて水泡に帰してしまいました。
活動自粛が続く中、祭りに係わるすべての人たちの様子も以前とは変わってしまいました。以前であれば、7月の本祭りが近づけば、子どもたちも大人も町中に鳴り響く太鼓の音に胸を躍らせ、祭りのために帰郷するかたも大勢で、日に日に活気付いていましたが、昨年は太鼓の音が響くこともなく、とても寂しい夏の訪れとなりました。あんなに祭りを楽しみにしていた子どもたちも、コロナ禍の生活に慣れることに精いっぱいで祭りのことが頭から消えてしまったかのよう。このままでは、せっかく400周年を契機に新たに点火した、祭りの灯が消えてしまう事態になるかもしれません。
新型コロナウイルス感染防止の徹底を図りながら、子どもたちや若い世代に太鼓芸を伝承し、祭りを後世に残すこと。
これからも、小倉の夏の風物詩として、たくさんのかたに愛されるよう、誰もが「小倉祇園太鼓」を続けていくため、みなさまのご協力、ご支援をお願いいたします。
【小倉祇園太鼓保存振興会】
所在地:福岡県北九州市小倉北区城内2-1
TEL:093-562-3341
受付時間:11:00~15:00(平日のみ)
本祭り:7月第3土曜日を挟む、金土日曜日
Homepage:http://www.kokuragiondaiko.jp
Instagram:https://instagram.com/kokuragiondaiko?igshid=2uifq6rsxqfe
会長 中村 眞人
プロジェクトリーダー 日高 洋平