こんにちは!茨城県の那珂湊という港町で、毎年芸術祭を開催している団体、「みなとメディアミュージアム」です。この度は数あるプロジェクトの中から、興味を持っていただき、本当にありがとうございます。
MMM(みなとメディアミュージアム)は、アートを通して那珂湊に関わりたい!という思いをもった人たちが集まって開催している芸術祭です。私たちは、「アートを通して、故郷といえるような共同体をめざす」ことを目標の一つに掲げています。そのために、地域住民と一緒にアートを作り、伝える。そうすることで、ひとつのまちですごした記憶が、人々を結ぶと信じています。
そうして出来上がったアート作品は、ひたちなか海浜鉄道湊線沿いに展示され、街中が美術館に変身します! 夏の始まりから、そして夏が終わるころまで、アートが街を盛り上げます。駅のガードレールではためくMMMの旗は、もう那珂湊の風物詩になりました。
そんなMMMは、今年で13年目を迎えます。多くの地域の方々、応援してくださる方々、協賛企業のみなさま、参加してくださったアーティストのみなさま、歴代のスタッフのみなさまのおかげで、ここまで歩み続けてきました。
しかしながら、一昨年開催予定であった、MMM2020は、新型コロナウイルスの影響により、2021年夏への延期を決定しました。
(https://minato-media-museum.com/mmm2020延期のお知らせ/)
この延期による、すこしの停滞のあいだ、私たちは、芸術祭とは違う形でMMMの目標を達成する方法があるのではないかと考えていました。
そこで生まれたアイデアが、クラウドファンディングを実施するというものです。
そんなクラウドファンディングの話をする前に、すこし我々の話をさせてください。
MMMは2009年より開催しており、これまで多くの方々にご来場いただきました。また、テレビ東京、NHK水戸、ケーブルテレビ茨城、IBSラジオ茨城放送、茨城新聞、常陽新聞、交通新聞など、多くのメディアにも取り上げて頂きました。 2012年には、いばらきイメージアップ大賞の奨励賞を受賞。2014年にはひたちなか市誕生二十周年記念式典にて表彰されました。2015年には、いばらきデザインセレクションのソーシャルデザイン部門において選定され、10回目となるMMM2018では、記念大会として過去の大賞作家によるイベントを実施しました。そして、令和初日2019年5月1日に10周年を迎えました。
このクラウドファンディングでは、
この二つを目標に掲げています。
これまで、MMMは芸術祭の実施にかかるお金を協賛金や支援金、募金などによって工面してきました。新型コロナウイルスによってすこし立ち止まった2020年、その協賛金や支援金を見直し、多くの人によって支えられていることをより強く実感しました。
そんな中、「立ち止まり、また動き出すために、新しいプロジェクトをやりたい!」という声がスタッフ内から上がってきました。今はまだ公表できませんが、確実に、少しずつ、新しい活動が始まっています。こうした新たな活動のための資金繰りにご協力いただければ幸甚です。
そして、2020年のアーティスト募集から引き続き、2021年の会期に参加してくださるアーティストは総勢12組(2021年4月時点)となりました。アーティストのみなさまそれぞれに、新型コロナウイルス感染拡大の状況に対して思うことがあるのではないでしょうか。アーティストとして、生活者として、「わたし」として…。それでも