はじめまして。
ページを開いて頂きありがとうございます!
群馬県出身TINY PIT(タイニーピット)の深桜(みお)です。
私は地元を盛り上げるべく2021年夏、長年の夢だったキッチンカーを開業します。その第一歩としてクラウドファンディングに挑戦し、皆様のお力添えとともに進んでいきます!
たまに暑苦しいくらいの夢の話をどうぞ最後まで読んで頂ければ嬉しいです!
私は小さいころから活発で常に刺激を求めて駆けまわり、水戸黄門のテーマソング「人生楽ありゃ苦もあるさ」を意味も分からず口ずさむような面白い子供でした。
そんな私がこれからの人生をかけてこのプロジェクトをスタートさせます!
私がなぜキッチンカーを選んだのか
本題に入る前にちょこっと脱線して思い出話に付き合ってくれませんか?
私のじぃちゃんはいつも畑に居ました。
近所にある母の実家へ向かっていると、見晴らしの良い一本道の坂の途中に畑が見えてくる。そこにはいつもじぃがいた。私が大きく手を振るとじぃも大きく手を振り返してくれた。
その畑には私たち家族の為にたくさんの野菜が季節問わず実っていて、私にとっては走り回ってお腹がすいたら新鮮な野菜が食べられる最高の遊び場。
掘りたてのジャガイモはそのまま食べたくなるほどツヤツヤで蒸して食べる3時のおやつはとてつもない絶品。キュウリを握ってトゲトゲが痛いと思ったのは、じぃの畑が初めてだった。
当時は野菜を育てることにまったく興味がなく、いまとなってはあの時真剣に聞いておけばよかったと後悔しています。
毎年夏になると私の手が届かないほどに大きく成長したトウモロコシを前に「じぃーー!!!どれとっていいのーー!」と大声で叫ぶと長靴を履いたじぃが寄ってきて、1番甘く育ったものを教えてくれた。
カブトムシを取りに山へ探検に行くと
土が掘り返されてるところを指さして「これはイノシシだ!」と教えてくれたり、雲の動きを見てこれから雨が降るぞと知らせてくれた。じぃはいつも教科書には載ってないようなことを教えてくれた…。
でも、そんな物知りのじぃは2013年にお空へ行ってしまいました。
畑にじぃは居ないけど、側を通る度に自然と目を向けてしまうのは、もう変わることのない習慣。ぱっとじぃが見えるような不思議な感じもする…
じぃがお空へ行ってしばらくの間、誰も畑で野菜を作ろうとはしなかった。やるやると言いながら畑は雑草だらけになっていく。
家族の為にたくさん実っていた野菜たちは姿を消し畑も悲しんでいるようだった。
そんなある日、何げなく見たGoogleマップである人に出会った。元気な姿のじぃだった。
たくさんの青々と育った野菜たちの中で畑をやっているじぃ。今ではすっかり変わってしまった畑とじぃが大切に世話をしていた畑。
“あー、そうか。じぃは今も畑にいるんだ!いつかじぃがやってた時みたいに今度は私がこの畑で野菜を作るんだ!”と心が熱くなった。
そう思ってから家族の中でも同じ気持ちが芽生え畑にみんなが集まるように。
昔じぃが見ていた、
家族が学校や仕事へ行き、畑の横を通るたびに手を振って見守ってきたあの風景。今度は私がこの畑からみんなを見送っていくんだ。手を振られて嬉しいようなちょっと恥ずかしい気持ちをじぃと味わうことができる。
「いってらっしゃーい!!」…あー、じぃもこんな感じだったのかなーなんて。
大きく手を振りたくなる気持ちがよくわかる。ずっと昔から畑をやっていたんだからきっとこの思いは家族共通。
この家族を思う優しい気持ちを野菜