国貿易の日 江原道地区賞受賞、国務総理賞受賞
しかし半年もたたないうちに東日本大震災で全体的に売れ行きが悪くなり、すぐに資金繰りに行き詰ってしまいました。兄弟や友人の助けもあって続けることができましたが、それでも新商品をつくる資金不足に苦しむ毎日。
やっとの思いでライセンス契約ができた喜びも束の間、安く安くのマーケットに応えるための品質の良くない製品が作られ、メーカーでもないのにクレームを受けたことも多々ありました。
今でも私の背中を押してくれるのは、「便利」「ラク」「毎日コアルーよ」「手放せない」「これじゃないと…」といったユーザーの声。実際自分もそうです。他社さんのバッグも使ってみないとと思い、他のバッグで出かけると、コアルーバッグの便利さが改めて感じられる場面ばかり! 変えられないというのはこんなに不便なことなんだと改めて思うのです。ユーザーの方々もきっと同じ思いをしていらっしゃるんだなと。
最初は5通りなんて要らないでしょうと思われた方も、半分以上は斜めかけを使いながらも、パッドがあるから楽ですねとおっしゃったり。自分は前抱えがとても気に入ってますとおっしゃったり。どうやら使う方によって好きな掛け方があるようで、自分の場合は歩きと自転車ではリュック2、電車では前抱えがやはり便利だと思います。
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少しずつですが資金を貯め、吉祥寺の中道通りに事務所兼ショップ「コアルーバッグ&吉祥寺」を持つことができたのは今から4年前のことでした。目立たない2階のお店ですが、地方からも海外からも!コアルーバッグを求めて足を延ばしていただいたり知人を紹介に来店される方も多いお店です。
より使いやすく軽い、品質も良い商品企画に協力してくれる工場にも出会いました。型で量産されるプロダクトとは違って手作業の多いバッグづくりだからこそ、「こだわり」の無い、妥協だらけの商品は作りたくない。ファッション商品と違ってどうしても価格的に不利になりやすい機能性商品の苦しさはありますが、コアルーのシンプルかつ機能重視のコンセプトは、きっと多くの方のお役に立てると信じています。
そして、2020年。厳しい品質基準をクリアした製品で、テレビショッピング(ショップチャンネル)にデビュー、大好評をいただき、その後の予定も順調に進みました。最初から「説明商品」としての苦しさが重荷になっていましたが、テレビショッピングという舞台ではもっとも適した商品として評価されたようです。今でもお陰様で吉祥寺の店舗にはテレビをご覧になってお越しくださる方が多くいらっしゃいます。実物のほうが魅力的!とおっしゃって下さる方も多く、本当に嬉しく思います。これでようやく、多くの方に認知されやすい基盤作りができた?!と思いました。
しかし、デビューと同時に世の中はコロナ禍。じわじわと客足も減って、オンラインショップだけを頼りに過ごした1年間。アパレル業界の大手が倒産していく現実を目の当たりにして身が震える思いをしています。
だって、「お出かけするな」の時に、カバンというお出かけ用品を売っているのだから無理がありますよね。それでもお出かけが無くなったわけではないので、着実に売れる部分はもっていますが、やはり新商品を作るためにももう少し広く知っていただかないと。この大事な時期に…。
色々なことを考えながらも最終的に思うのは、やはり自分はアイデアで勝負したい! 自分のアイデアが世の中