はじめに、KMPとは
K.M.P. NEW SOUND ORCHESTRA(略してKMP)は今年で60周年目を迎える慶應義塾大学公認ビッグバンドサークルで、主にスイングジャズや4ビートジャズと呼ばれるジャンルの音楽を演奏しています。
ビッグバンドとはサックス・トランペット・トロンボーン・ギター・ベース・ピアノ・ドラムのフルバンドで構成される演奏スタイルです。
<近年の活動経歴>
2017年 山野BBJCで入賞(日刊スポーツ賞)
2018年 山野BBJCで入賞(特別賞)、最優秀ソリスト賞を受賞、学バンアワードを受賞
2019年 山野BBJCで入賞(日刊スポーツ賞)、優秀ソリスト賞を受賞
2019年 日刊スポーツ賞受賞
また、KMPというサークルの強みは主に2点あると思います。
一つ目はその演奏面での魅力です。KMPの音楽は、聞いていただけるお客様に演奏を楽しんでいただくことを目標として、日々練習しております。実際に今年度はカワサキジャズフェスティバルに参加させていただき、公募アーティストのラストを飾り、皆さんから大変好評をいただくことができました。
二つ目は、楽器未経験者も多く在籍し、ビッグバンドや音楽をやりたい人の幅広い拠り所となっている点です。慶應義塾大学の理念にもあるように「半学半教」の教えをもとに、未経験者・経験者関係なく部員がそれぞれ切磋琢磨し、音楽を楽しんでおります。
このプロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトを通じて、皆さんにKMPやビッグバンドの魅力を知っていただき、加えてCOVID-19によって増加した支出を補填して今年度の活動も継続して行えることを目指しております。
また、昨年度KMPは記念すべき60周年を迎えました。OB・OGの方々が紡いできたKMPというサークルの魅力のおかげでこのバンドはこれまで活動しつづけることができたのだと思います。しかしながら、COVID-19による経済的な負担の増加により昨年度は十分に活動が行えなかったにも関わらず財政が逼迫し、今年度はより一層厳しい状況が予想されています。60周年という記念の年にも十分な活動を行えず、このバンドは危機を迎えております。
先ほど述べましたように、私たちはKMPは今後も残していく価値のあるサークルだと自負しています。そのため皆さんのお力をお借りしたいと考えました。
来年度もKMPの活動を行うことができれば、音楽をやりたい学生が楽しく演奏できる場所を提供でき、またビッグバンドの魅力を皆さんに発信できると考えております。
2020年度 Regメンバー写真
プロジェクトをやろうと思った理由
新型コロナウイルスによる影響は皆さんに及んでいることと存じます。僕たち学生ビッグバンドを取り巻く環境も多大な影響を被りました。昨年度は見込んでいた演奏機会がすべて中止となり、例年見込みのある演奏依頼による収益が0となってしまいました。その為、昨年度は財源のほとんどを部員からの徴収したお金、OB・OGの方々からの補助金によって賄っていました。
一方、支出はというと、演奏機会を確保するために普段より広く、なるべくリスクの少ない演奏会場を使う必要があり、また普段練習場所として使用している大学の施設の大部分が閉鎖されてしまい、その分の練習量を補うために外部施設利用費がかさんでおります。その額は年間で100万円以上に上りました。
加えて、皆さんご存じかと思いますがアルバイトなどの雇用が縮小し、シフトが削られたりと十分にお金を稼げない部員も多く、部員の金銭的な状況も新