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一緒に行動を共にしたひとり、弟子屈町屈斜路の撮影家兼アウトドアガイド「saru outdoorguide & photography」國分知貴さんが様子をまとめてくれています。
そんな40歳のおっさんになった私ですが、この何気ない時にも美しさを感じるこの地の魅力を感じてもらおうと本プロジェクトを進めています。
清里町札弦町について
清里町札弦町。札幌の「札」に羽生結弦の「弦」と書いて「札弦」を説明するというメジャーどころに頼りきりの紹介になりますが、北海道内の方は道の駅「パパスランドさっつる」のある場所というとわかる人が少し増えます。
道の駅「パパスランドさっつる」
ただ、町全体の人口は3,951人(2020年12月末時点、町内広報より出典)と移住した時より250人近く減少しており、ご多分に漏れず「消滅可能都市」に該当します(民間の有識者らでつくる日本創成会議が指摘した、2010年から2040年にかけて20~39歳女性人数が人口の5割以下に減少する都市 )。
「神の子池」「さくらの滝」など、少し知名度が増してきた景勝地を抱えていますが、町内の観光入込者数は19,700人(令和元年度、清里町役場調べ)と少なく、別地域の景勝地へと通過してしまうことが多いことから、地元経済に貢献するケースが少ない状況です。
Photo by Tomoki Kokubun
しかし逆にとらえれば、周辺景勝地を巡る観光者にとって通過する地点でもあり、集客する拠点がこの地域にあれば自店での売り上げ確保以外にも周辺施設に来訪する機会が増え、地域経済への貢献・発展にも寄与できる素地があるのです。
知床国立公園・阿寒摩周国立公園・網走国定公園へのアクセスが60分前後の圏内に位置し、女満別空港・中標津空港についても同様のアクセス条件であり、周遊する者にとっては好立地となっています。
2空港に加えて南方には釧路空港も存在し、LCC便が同空港および女満別空港に就航するなど遠方から当地を訪れる機会増加と低価格化が進みつつあります。
また、本数は限られていますがJR釧網線で鉄道を利用した移動も可能であり、時間を確保すればゆったりな旅や遊びを充実させることができます。
町内や近隣地域の道路状況も比較的よく、自転車イベント「グランフォンドきよさと」が毎期開催(昨年コロナ禍により中止)されているほか、国土交通省や北海道が推進するサイクルツーリズムの施策と関係者の熱意と行動もあって、サイクリングによる北海道観光(自己所有自転車での移動を行う道外旅行客は約17,760人(北海道経済部観光局「北海道観光の現況2020」による))も盛り上がりを見せ始めています。
なにより日本百名山である斜里岳(年間登山者4,352人(同役場調べ))を抱えており、同じく道東地域の百名山である羅臼岳・雌阿寒岳と合わせて登山する方も毎年いらっしゃいます。これまで斜里岳は都合15回登っていますが、そのような方とよくお会いします。
コロナによる多々の情勢変化は今後も続くことが予想されますが、移動手段をもアクティビティに組み込むアドベンチャーツーリズム、近郊