地域での旅行を推進するマイクロツーリズムなど新たなスタンダードの確立醸成が進みつつある現在は新文化の勃興期であり、地方にも盛り返すチャンスは広がっていると考えています。
そうした背景を今般強く感じ始めたことから、これを好機と捉えて一念発起し本プロジェクトを計画、実行するに至ったものです。
このプロジェクトで実現したいこと
普段自分が何気なく味わっている、美しく整然としたこの自然環境を多くの方におすそ分けできるよう、体感してもらえるよう、本年取り壊される予定だった廃寺を利用し、登山・サイクリング・ランニングなどに対応する補給や整備、情報収集を行える拠点としてアウトドアショップと宿(定員13名予定)の開設を計画しています。
店舗名は「मन्दिर(Mandir マンディル)」。
ネパール語で「寺」です。本年7月にオープンする予定で現在準備中です。
古き良き時代の雰囲気を残したものにしていければと思案しています。
Design by Tanaka Marina
廃寺の現況
【ショップ】
本プロジェクトの物件は斜里岳登山口より約17kmの地点に位置しており、登山前後に訪れる機会が見込まれます。また前述した通り、国立公園などから見ると中継点となる立地状況にあります。自転車による移動のサイクリストにも格好の補給地点になることが見込まれるほか、起伏に富み、景観の良い当地でのラントリップデスティネーション(目的地)としても魅力的な地域です。
そうした背景から活動前中後の補給を行うことのできる下記の商品を取りそろえるほか、サービスの提供も行います。
・近隣町内店では購入できない地場・北海道産の飲食品のほか、携帯性に優れた補給飲食品20品目の販売
・登山・ランニングまたはサイクリングでも使用できる「トレイルランニング」などのアパレル・バックパックなどを中心としたギア、アフターウェアの販売
・マシントラブルや整備に対応する自転車整備用品および場所のレンタル
・道東でサイクリングサービスを提供する知床サイクリングサポート(斜里町)、OKKU OUTDOOR CHALLENGE(弟子屈町)、有限会社阿寒観光ハイヤー(釧路市阿寒町) との連携によるレンタルサイクルの提供
・ディスティネーション(目的地)として荷物預かりサービスの提供
・自転車旅行者に対する自転車本体及び荷物郵送代行サービス
・店主が6年間積み重ねた周辺のログデータを含む地図情報の店頭提供
・近隣走行コースやレースの情報を集積・提供
・取扱商品のネットショップ販売
【宿】
前述したとおり、好立地で宿泊拠点として機能することが可能であることから、コロナによって制限や対策を講じることは必要になるものの、「密」を避けた宿泊形態をとることができる小規模の定員13名でセルフベッドメイクの宿泊体制を構築します。
上記公園や観光地を網羅できるJR釧網線「札弦駅」からも徒歩2分であり、線路横に立地しているため、運行されている本数は少ないですが鉄道を眺めることができる部屋もご用意する予定です。
また雨天時、登山・ランニング・サイクリングは難しいコンディションになることから、滞在場所として旧お堂(広間)を開放するサービスを行うほか、トレーニング設備としてボルダリングウォール、サイクルトレーナー、フィットネス用品などを設置する予定です。
無料Wifiも整備しますので、いま流行りの「ワーケーション」にも対応する準備をいた