三重県産あこや真珠があなたの手元に届くまで。

三重県産あこや真珠があなたの手元に届くまで。
2021年に日本で採れたあこや真珠とあこや真珠で作成した作品とともに、作品ができるまでの工程をレポート(冊子)にしてお届けします。レポートには普段あまり知られていないような加工の工程も写真つきで読むことができます。

はじめに・ご挨拶

三重県伊勢市で日本産あこや真珠の卸しをしている『この真珠有限会社』の小売部門、千日紅】といいます。

普段はSNSを活用して、世代を超えて真珠を楽しめるような内容を毎日発信しています。

今年、2021年3月に三重県伊勢市で行われた日本産あこや真珠の一級入札会にて落札した真珠がどのような工程を経て皆さんのお手元に届くかをレポートにして真珠の作品と共にお届けしたいと思い、この度プロジェクトを立ち上げました。

お店に足を運んだ際、ショーケースに並んでいる綺麗な真珠やご家族が所有されている真珠など製品化されたものを目にしたことがあるかと思います。

しかし、どういった工程を経て皆さんのお手元に届くのでしょうか?

ふんわりとなら調べればすぐに情報として参考文献が出てくると思います。

私たちがこれから一つ一つの真珠に向き合って作品にしたり、全作業工程の様子をレポートにしてお読みいただくということは私たちにしかできないことではないかと思っています。

そして真珠そのものだけでなく、真珠業界で働いている職人さん・お客様の手元に真珠が届くまで関わる人の仕事についても知っていただきたいです。

日本の真珠産業をこれから盛り上げていくためにも、少しでも多くの方に興味を持ってもらえるようなレポートをお届けしたいです!
プロダクトのご紹介

アコヤガイから真珠を取り出して、まだ人の手が加えられていない状態のあこや真珠がこちらになります。

両穴(貫通穴)用・片穴用などをひとつひとつ目でみて選別していきます。

(動画にでてくる真珠は今回お客様のお手元に届くものではなく、以前撮影した連組み前の選別の様子をわかりやすく撮影したものです)。

次に穴をあける加工です。

前処理に出します。

(執筆している3月末の現時点ではまだ加工の段階に入っておりませんので、後日写真を追加します。)

イヤリングやピアスなどの作品を作るために「ペア」が必要となりますので、ひとつひとつ丁寧に真珠と真珠の雰囲気が合っているか確認する作業です。

ブレスレット・チョーカーの作品を作るために必要な「連組み」と呼ばれる作業中の様子がこちらです。

※実際のレポートには、前処理前と後の写真や連組作業・穴あけ作業の写真などすべてリターンでお届けする真珠の加工写真を付属致します。
プロダクト誕生までのお話

22歳でいきなり真珠の世界に入って働き始めた私ですが、働いてみて驚いたことがいくつかあります。

真珠は一般的に女性が身につけるものというイメージがあり、真珠業界を担っている人が女性ばかりだと思っていました。

しかし真珠の仕事をしている人は男性が圧倒的に多く、高齢で後継者不足に悩まれている→このプロジェクトによって新しい産業や職について知ってもらうことで将来的な働き手・関係者が増えるきっかけになればと思いました。
リターンのご紹介

2021年3月に1級入札会で落札した三重県産あこや真珠⒊5mm~4.0mmを加工したルースや製品をリターンとして準備させていただきます。

あこや真珠で⒊5mm~4.0mmのサイズは、ベビーパールと呼ばれてとても貴重なサイズになります。

真珠は自然のものですので、全く同じものは存在しません。形もバロック等(真円でないもの)も入りますのでご了承ください。

※ これからネックレスを組んだりピアスやイヤリングとなるペアを取りますので、リターンとしてご提供できる数量が明確になってから『ネックレス』『ピアス』『イヤリング』など追加いたします。