「参加型七夕」でいわき・平のまちの伝統と想いをつなぎたい
福島県いわき市の平三町目商店会青年部です。
私たちのまち・いわき市平(たいら)には長い歴史を持つ伝統の「七夕祭り」があります。しかしこの七夕祭りが、新型コロナの影響によって昨年に続き2年連続の中止が決定してしまいました。
「このままでは平のまちの伝統が失われてしまう」
そう考えた私たち、平三町目商店会青年部のメンバーは、せめて街の一角だけでも七夕飾りを掲げ、この伝統と想いを次の世代に繋げないかと模索してきました。そして考えついたのが、「参加型」の七夕祭りです。今年の七夕飾りは、もう一度七夕祭りの原点に立ち帰り、みなさんと一緒に作り上げることで、想いを共有できるお祭りにしていきます。
今回のクラウドファンディングは私たちの想いをみなさんと共有するために挑戦させていただきます。ぜひ私たちの想いに共感いただき、ご支援いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
平三町目商店会青年部メンバー。
左から会田勝康(アートスペースもりたか屋主宰)、北林由布子(イタリアンレストランLa Stanzaオーナーシェフ)、高木永(フリーペーパーHi magazine編集部)。
平のまちの七夕祭りが持つ歴史は、仙台に本店がある七十七銀行が平のまちに支店を出し、七夕飾りを飾ったのがきっかけで始まったと言われています。以後このまちの町人にとっては毎年夏の恒例行事として、当たり前のように七夕祭りが開催されてきました。
まちの町人がみんなでつくって、みんなで盛り上がる。8月6日から8日。一年の中の、たった3日間のイベントですが、この七夕祭りがあることで平のまちが一つになり、自分が商売を営むまちに誇りを持てる。そんなかけがえのないお祭りです。
今まで七夕祭りが中止になったのは戦時中だけ。東日本大震災があった2011年も開催され、綿々と受け継がれてきました。そんな七夕祭りが、このコロナ禍によって2年連続で中止されるという前代未聞の事態に置かれています。
このままでは地域の誇りや伝統が失われてしまう−−−。
大きな危機感を抱いた私たちは、どうにかしてこの七夕祭りへの思いを次の世代に継ぎ、平のまちの活気を取り戻したいを考えました。
本来であれば、露天や催しがまちを賑わし、歩行者天国になった道を人が埋め尽くす… そんな光景こそが「七夕祭り」なのですが、なにぶんこの情勢では人を集めることは難しい。どうにかしてリスクを避けながらも平の七夕祭りの魅力を伝えたい。私たちは何度も何度も話し合いを重ねてきました。
その結果、もう一度七夕祭りの原点に立ち返り、人は集まらずとも気持ちを集める「参加型」の七夕祭りを、私たち平三町目商店会で独自開催することとなりました。コロナ自粛で疲弊した商店街は飾り作りや運搬、設置に係る資金も厳しい状況です。集まったご支援は全て七夕祭り開催に活用させて頂きます。
こちらのクラウドファンディングは、ご支援だけでなく、皆さまからの熱い思いを寄せていただきたく、立ち上げたものです。
少々長くはなりますが、最後までお読みいただき、私たちの思いを後押しいただければ幸いです。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
<All-in方式>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンを実施します。
もくじ
・平のまちに代々受け継がれてきた七夕祭り
・新型コロナによって突如奪われた「あたりまえ」の景色
・人を集めず気持ちを集める、「参加型