初めましての方もそうでない方も、こちらのプロジェクトをご覧いただき、ありがとうございます。
合同会社MASTERPLANの代表を務めます山路裕希(やまじゆうき)と申します。
宮城県仙台市で「JAMCAFE」というカフェと「gramme」という焼き菓子とコーヒーの店を運営しております。(後者は東京出店に伴い2019年閉業)
「JAMCAFE」は2011年、東日本大震災を乗り越え5月に創業、今年で10周年を迎え11年目に突入します。
今回は、東京の墨田区(スカイツリーと浅草寺の間。本所吾妻橋の目の前です。)にオープン予定の新店舗【PENITENT】の開業費用(設備工事費用)の一部を募るためにクラウドファンディングを立ち上げました。
”好きな街でカフェを。”
東京店舗は2018年から計画していました。
(学生時代に初めて一人暮らしをした街でもあり、自分にカフェという存在を教えてくれた命の恩人のような街。そんな東京が大好きです。)
2019年には東京へ移住し、物件を探し始め、2020年にいい物件に出会い”いよいよ”というタイミングでコロナウイルスの感染拡大が始まりました。
もちろん計画は白紙、「JAMCAFE」も営業そのものを自粛することになりました。
人の移動は封じられ、僕も会社も息は絶え絶え。
しかしながら
「大好きな東京という街で、いろんな人に喜んでもらえる店作りを」
その想いが消えることはありませんでした。
”時間を過ごすこと”
これまで、僕の店作りは常に大きな引力と闘ってきました。
(2011年、「JAMCAFE」をオープンさせるとなった時には東日本大震災に襲われ、今回はコロナウイルスの感染拡大。)
しかしながら震災や、コロナ禍を経ることでカフェ(飲食店)の「いつもそこにある」ことの価値、誰かがいてくれる安心感、喜んでくれる人の存在、街づくりへの役割など、いろんなことへの想いがより大きく育っていきました。
僕たちの商品は「他人と共有する豊かな空間
の提供」です。
熱い淹れたてのコーヒーや甘いケーキ、なにともないBGMに、全く知らない他人の存在。本来、全く交わらないものが一つのカフェという装置のもとで交差し、ひとつとなれるようなそんな場所を作ることが仕事なのです。
コロナという想像もしなかった未曾有の事態を経て、空間のあり方や個の選択、人の距離も制限されてきました。そのなかで、それぞれが豊かに過ごすことのできる場づくりについて今一度考え、創造していきたいと思っています。
(写真はまだ着工前、打ち合わせ段階のパースです)
”知らぬ誰かと共に前へ”
コロナ禍においてオンラインでのつながりが増えるたびに「アナログ」なものへの回帰はますます深まり直接的に人と話したり、時間を共有すること、誰かが作ってくれた美味しい食事やコーヒーへの価値が見直されました。
結局僕たちは機械を通したところで何も満たされることはなかったし、ただ寂しくなるだけでした。
(もちろん助けられる場面も多かった訳ですが)
【PENITENT】という店名は「懺悔」「悔い改める」という意味があります。それは決してネガティブなことではなく、これまでの私と未来の私を繋げる作業です。過去の私と未来の私をつなぐ架け橋。それが「いま」です。過ぎた時間とやってくる時間が交錯する場所。これからの自分を見据える時間。そこにたまたま珈琲や甘いものがあるだけ。
そしてそれはステイホームでは叶わない。見知らぬ誰かと別々に集まり、不思議な一体感で持ってして叶うものだと僕は強く信じています。
最後になりますが新店舗【PENITENT】は、人と人との距離が強制的に遠くなってしまった現在において、他人との空間を再構築していく場を目指します。
そしてこれまでの自分を見つめ直し、時には迷いながらも次へと向かう人々とこれからの時代を共に生きていく場所でありたいと願いながらこのプロジェクトを進めています。
それが【PENITENT】の存在意義なのです。
否定的なご意見があるこ
とも承知しておりますが「今、このタイミング」で「新しい命の誕生」はとても価値があり、希望があると僕は思っています。
もう「モノ」はたくさんあるのです。
僕たちがこれからも力を尽くせることといえば、より多くの方に楽しみや希望を提示していくことだと思っています。
店名にカフェ(cafe)をつけなかったのはそういう「意味のある場所」として社会で存在したいから、という覚悟でもあります。
リターン(返礼品)も色々ご用意してます。楽しみつつ、どうかお力を貸してください。よろしくお願いします。
山路裕希
新店舗【PENITENT】
東京都墨田区吾妻橋2-2-5増澤ビル2F
既存店舗「JAMCAFE」
宮城県仙台市青葉区一番町4-5-20-松葉屋ビル2F
JAMCAFEのHPはこちら
PENITENT費用見積もり、工程
【工事契約•着工準備】3月31日
【工事着工】3月末。着工期間は2ヶ月ほどを想定
【完成】5月半ばを想定
【店舗オープン】準備期間を考慮し、5月末から6月を想定。
【実施設計見積もり】
造作、仕上げ工事 533万円
設備機器工事 12万円
電気、給排水衛生設備工事 239万円
空調換気設備工事 70万円
ガス工事 23万円
造作家具サイン工事 93万円
厨房工事 110万円
家具照明 77万円
揚重費など諸経費93万円
ロゴ、アート費用 30万円
全体合計(税込)1280万円
*クラウドファンディング手数料10%(20万円)
物件取得費用は自己資金で支払い済み。
1080万円は自己資金で調整。
<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。