今、ホンジュラスコーヒーが熱い
ホンジュラスは中米にあります。人口の7割がコーヒーやバナナなど農業で生計を立てています。国内貧困率は約6割と高く、殺人件数は世界で上位になるなどしています。
その一方、ホンジュラスコーヒーが世界に認められ始めています。過酷な情勢ゆえ、産業化の波に飲まれなかった、小規模で丁寧な生産が、これからの消費国のニーズと合致するのだと考えられます。
icon_3.pngホンジュラスコーヒーマガジンMarcalaって?
一言で言うならば、「ごく普通の日本人が、ごく普通のコーヒー労働者に焦点を当てた調査記録」です。
私(製作者)はYuccoと申します。ボランティアとしてホンジュラスのコーヒーの名産地Marcala(マルカラ)に2年住んでいました。その時、私の近所の人々が「どうしてコーヒーを作るのか」「どう暮らしているか」が気になって取材を始め、帰国後にZINE(自費出版の小冊子)を販売するに至りました。今回が2巻目になります。
今は東京で仕事をしながら、当マガジンの制作から出版までを1人で行っています(でもいろんな人が手伝ってくれます)。よく聞かれるのですが、コーヒーの輸入販売はしていません。
ホンジュラスコーヒーマガジンMarcala Vol.2(予定)
2巻目の内容は以下の通りです。
誌名:
ホンジュラスコーヒーマガジンMarcala Vol.2
目次:
○子供達とコーヒーの収穫
○インタビュー 孤児と貧しい村に尽くすコーヒー農園主
○ホンジュラスコーヒーの葛藤 子供の労働と慣習との狭間にゆれる
○レシピ ホンジュラス タコスのつくりかた
○収穫シーズンに病院に来ない季節労働者達
○ホンジュラスコーヒーの葛藤 良い農園が縮小?
IMG_2940.JPG.jpg保健所職員(右)と、調査に応じる季節労働者家族 *マガジンVol.2に掲載予定
icon_3.pngこのプロジェクトを作った経緯
今、ホンジュラスの貧困
や治安の問題に、コロナウイルスが拍車をかけています。政府は2020年3月からずっと外出規制を続けていますが、死者は4,000人を超え、感染者は現在も増え続けています。その間に多くの人々が保障もなく仕事を失っています。
更に追い討ちをかけるように、2つのハリケーンが襲いました。2020年11月初旬のハリケーン “エータ”、そして11月中旬にハリケーン“イオータ”。北部を中心に、死傷者、家屋の損失など多くの被害がでています。
川の氾濫により倒壊した家屋
停電の復旧作業に必要な電線を運ぶ地域ボランティア
しかし、ホンジュラスの方々は、どんな苦難な状況でも負けていません。なんとか解決の糸口を見つけようと模索しています。
私が支援をしたいと思う気持ちの原点は、現地の方々の人間関係の深さです。
コーヒー生産国によく言われるように、ホンジュラスコーヒーには、業界内に大きな格差があるのを見てきました。でも、当マガジンで紹介しているように、ダイレクトトレードに成功した農園主が、地元の貧しい人々を手助けするなど、力強いネットワークがあります。その住民同士のネットワークが、この国の強みだと思います。
そんな人々の後押しがしたい、そう思って暖めたプロジェクトをこの現状に役立てたく、クラウドファンディングを行うことにしました。
51366358_2032121793530747_5657051848201207808_n.jpg適正賃金で雇用を促進しようと励む女性経営者(右) *マガジンVol.1に掲載
67373591_10219747526975613_996071519455019008_n.jpgコーヒーの仕事って?子供達を畑に招いて教える経営者 *マガジンVol.1に掲載
icon_3.pngプロジェクトの目的
1.マガジンを通して、ホンジュラスコーヒー労働者のことを広めたい
2.貧困やコロナ、災害被害に逢うホンジュラスを支援したい
icon_3.png資金の
使い道とリターンについて
今回のクラウドファンディングでは20万円を目標金額としています。このプロジェクトは現地の方々との共同で、売上の6割は活動費になります。
ハリケーン被災地支援として、現地で活動を行なっている古川宗明さんの『ビジャヌエバ市のハリケーン被災者支援』プロジェクトの活動費となります。また、当マガジンには、インタビューにはコーヒーを通して社会啓発活動をしている人のインタビューを掲載しています。コーヒー農家支援として、Vol.1のイバンさん、ナンシーさん、Vol.2のサルモン牧師に、それぞれの活動費として使用されます。
その他の使い道は書籍の印刷費用と返礼品、イラスト·装丁·DTPなどにかかる実費です。※2021年5月中旬より発送を予定していますが、作業状況によっては遅れる可能性もありますのでご了承ください。また、在庫の状況によってリターン品のコーヒーの種類が変更となる可能性がありますことをご了承ください。本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。支援額に応じて、完成した書籍や取材地域のコーヒーをリターンとしてお届け致します。詳しくは下記をご覧ください。
【コースごとのリターン内容】
Aコース 2,200円
·御礼のメール
·ホンジュラスコーヒーマガジンMarcala Vol.2 1冊(税込1,100円で販売予定)
Bコース 4,200円
·御礼のメール
·ホンジュラスコーヒーマガジンMarcala Vol.1 1冊(税込550円で販売中)
·ホンジュラスコーヒーマガジンMarcala Vol.2 1冊(税込1,100円で販売予定)
·ドリップパックコーヒー10g 1袋
[Bコースのコーヒーの説明]
プンタルト
ホンジュラス在住歴のある店主、高橋祥子さんによる、ホンジュラス農園とのダイレクトトレードの先駆けのコーヒー屋さんの
ドリップパックです。当マガジンVol.1にインタビューを掲載した、イバンさん夫婦のコーヒーを取り扱っているお店です。
Cコース 5,000円
·御礼のメール
·ホンジュラスコーヒーマガジンMarcala Vol.2 1冊(税込1,100円で販売予定)
·コーヒー焙煎豆 100g 1袋
[Cコースのコーヒーの説明]
27 COFFEE ROASTERS
湘南にある、ホンジュラスコーヒーのパイオニアと言われるお店の豆100gです。
このお店の代表の葛西 甲乙さんは国際品評会の審査員をしており、現地でも有名な方です。選び抜かれた小規模生産者の個性的で新鮮な味は、本当に驚きです。
Dコース 10,000円
·御礼のメール
·ホンジュラスコーヒーマガジンMarcala Vol.1 1冊(税込550円で販売中)
·ホンジュラスコーヒーマガジンMarcala Vol.2 1冊(税込1,100円で販売予定)
·コーヒー焙煎豆 200g 1袋
[Dコースのコーヒーの説明]
カトラッチャ珈琲焙煎所
愛媛県のコーヒー屋さんの豆200gです。店主の今井英里さんは、私のボランティアの先輩なのですが、現地で修行をされたその味は、本当にいい意味でそのままです。当マガジンVol.1にインタビューを掲載したナンシーさんの、ハニーコーヒーをお届けします。
icon_3.png最後に
最後まで読んでくださりありがとうございます。コロナや自然災害で苦しい思いをされているのはもちろんホンジュラスだけではないです。私達を含め、世界中のたくさんの人々がこの状況を過ごしています。しかし、どうか希望を持って、今いる場所から自分のできることをしたい、それがホンジュラスの力になり、日本で美味しいコーヒーを楽しむ私達の元気にもなれば、という気持ちです。ぜひ応援のほどよろしくお願いします!!