道ブルワリー開業に向けて準備を始めることにしました。この素晴らしいメンバーのおかげで私たちの夢が形になったのです。そして仲間は今もどんどん広がっています。
[移住]愛犬と一緒に引越し2020年8月6日、住み慣れた千葉市から広島県尾道市へ夫婦2人と犬1匹で移住。広島にとって重要な日の広島入りでした。ここ尾道でクラフトビールを造ると決めてから9ヶ月。コロナ渦で予定より3ヶ月遅れの移住となりました。
【古蔵からビール醸造所へ】お化け屋敷と呼ばれていた古蔵漆喰は藁を発酵させてのりの役割とした土佐漆喰(水に強い)天井の梁と柱はガラスコーティング内装工事もおわり醸造設備が搬入された老朽化した古蔵をリノベーションしてビール工場にするのは容易ではありませんでした。長年積もった梁の埃を落とし、土壁のあいた穴をふさぎ、長い廊下にガス・水道管を這わせて表までつなぎました。元の雰囲気を壊さずビール工場にするために、梁にはガラスコーティングを施し、黒ずんだ土壁には藁を発酵させてつなぎにしたやさしい色合いの土佐漆喰を塗りました。黄味帯びた色の漆喰は年を経ることに白くなっていくそうです。8月から始まった内装工事で古蔵がその面影を残しながらビール醸造所に生まれ変わりました。
【おいしいビール造りのための修行】麦芽の糖化研修中
何杯でも飲みたくなるビールを造りたい。そんなビールを造っている人からビールづくりを教わりたいと思い、行き着いたのが宇都宮の栃木マイクロブルワリーの横須賀貞夫さんでした。新規のマイクロブルワリーの育成にも力を入れている横須賀さんのビールはおかわりしたくなるビールです。ビールの造り方だけでなく、洗浄の大切さ、業界の厳しい現実、経営に対する考え方、クラフトビールの可能性など丁寧に教えていただきました。また、大阪サニタリーで研修を受けたり、首都圏や大阪のクラフトビール醸造所に出かけて設備を見せていただいて出来立てビールを味わい、いろいろな方からお話を伺いました。本当に皆さん親身にお話してくださり、クラフトビール業界のオープンマインドを実感しました。醸造所開設を目指す仲間もでき情報交換したり励ましあったりしています。お世話になったみなさま本当にありがとうございます。そして今後ともよろしくお願いします。
[クラフトビールにかける想い]尾道を応援する意味も込めて「尾道エール」尾道のグリーンレモン 尾道は果物の宝庫ビールはみんなを陽気にしてくれます。知らない人同士でもビール片手に話がはずみます。そしてビールは奥が深いです。麦芽やホップや酵母そして副原料、作り方によってできるビールは無限大です。いろいろなビールを造ってビールの可能性を知ってもらうと共に、自分たちのビールを追求していきたいと思っています。尾道ではレモンや八朔をはじめ様々な果物がとれます。これらを使った「メイドイン尾道」のクラフトビールで尾道を盛り上げたい。今では希少となった尾道らしい古蔵で尾道のクラフトビールを味わっていただきたいと思っています。
今回はこんな私たちの夢を実現するためにクラウドファンディングに挑戦します。
支援金は古蔵の改装やビール醸造設備購入の費用の一部にあてます。
ご支援よろしくお願いいたします。
【今後の私たち】
2021年1月1日付で発泡