大学生が描く、コロナ禍に門出に立つ全ての人へ捧ぐドラマ『蟄雷』を上映したい!

大学生が描く、コロナ禍に門出に立つ全ての人へ捧ぐドラマ『蟄雷』を上映したい!
SFC生を中心とした有志で制作する60分の中篇ドラマ『蟄雷』。授業はオンライン、友人とは直接会えず、私たち大学生の日常は大きく変わりました。消えゆくものたちを肌に感じながら「コロナ禍を生きる」若者が描く、この春新たな日々を迎える全ての人へ捧ぐ作品です。3/17 20:00Youtubeプレミア公開。


はじめに

はじめまして。

はるさめサラダ Production代表の河井萌と申します。

高校生で初めて脚本を執筆してから今まで、主に舞台演劇を中心とした脚本を書いてきました。現在も、脚本家を目指して活動を続けていますが、2020年、劇場で公演を打つことは一度もかないませんでした。

私は現在大学四年生で、この春、大学を卒業します。

例年行われていた卒業公演もなくなり、この一年で、共に夢を追い制作していたメンバーとは徐々に連絡が途絶えて行きました。春が近づくにつれ、これで本当に後悔しないだろうか、という思いが強くなりました。

コロナだからできないことはたくさんある。けれど、コロナだからこそできることも、きっとあるのではないかと考え、一念発起し様々なメンバーに声をかけました。

役者のみならず、デザインを得意とするメンバーやシンガーソングライター、プロのカメラマンの方など様々な方にご協力いただき、「コロナ禍に生きる」今の私たちだからこそ描ける作品を鋭意制作中です。

一度きり、だからこそ全員が全身全霊で挑むこの作品制作に、少しだけ皆様の力をお貸しいただけないかと思い、今回クラウドファンディングを募集させていただきます。
はるさめサラダProductionについて

本団体は、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス演劇サークルの部員、OB・OG を中心に2021年1月に結成されました。

はるさめサラダ Productionは、あらゆる場所から集まったえり抜きの制作メンバー全員の力が合わさることで、雷のように心に強く響く作品を作りたいという思いから誕生した、たった一度きりの映像制作ユニットです。
このプロジェクトで実現したいこと

コロナ禍に生きる今の私たちにしか描けない、今できる最高の晴れ舞台。

本公演は、4回生にとっての卒業公演であり、 新歓、文化祭という公演の場が中止になってしまった現部員の作品作りの機会であり、制作メンバーにとって、この一年間蓄えてきた自分自身の最大威力を発揮できるアピールの場です。

そして、観てくださるお客様を含めこの作品に関わる全員にとって、新たな場所で、あるいはコロナと共に生きていくこれからの日々のなかで、そっと背中を押してくれるような作品になればと強く願っています。
プロジェクトをやろうと思った理由

演劇サークルと書いた通り、私達はこれまで舞台でのお芝居を中心に活動してきました。しかし昨年から続く新型コロナウィルスの流行により、劇場でのお芝居という形の作品作りは非常に難しく、どのメンバーもほとんど活動ができないまま、この一年を過ごしてきました。

中でも私を含めた数人の制作メンバーは今年で大学卒業を迎え、それぞれ新たな道へと進みます。

この一年、たくさんの好きなこと、やりたいこと、思い描いてきた未来を諦めてきた人は、制作メンバー以外にもたくさんいるはずです。お別れをいうまもなく、なくなってしまったものもたくさんあるはずです。

でもきっとこれから先、これが新たな「日常」へと変わっていくのだと思います。私たちは今、その過渡期に立っているのでしょう。

同じ気持ちで、不安や寂しさを抱えている人たちが、どうか少しでも変わりゆく新たな日常の中で前を向けるように。

この春、新たな道への門出に立つ全ての人へ届くことを願い、本作品の制作を決めました。
映像制作への挑戦と、クラウドファンディングの挑戦

メンバーの大部分が演劇畑出身、所謂劇場を使った作品作りの経験はあるものの、映像作品は今回が初挑戦。
プロジェクトを立ち上げるにあたって、公演形態として、舞台演劇の収録という選択肢も挙がりました。
しかし、ライブ感、息遣い、迫力など、いわば演劇の旨味を画面越しで伝えるのは相性がとても悪い。だとすれば今回、重きをおくべきは画面越しでの「最大限の演劇の再現」ではない。
そこで目標に据えたのが「各々のアピールの場にする」こと。
どうやっても避けて通れない「配信」という形態、これの持つ最大の旨味は拡散力です。
従来の公演において必要不可欠であった、劇場まで足を運んでいただくという過程を取り払い、YouTubeという手軽にアクセスできる手法で作品をお届けすることで、劇場のキャパシティや、アクセスに囚われることのない集客が可能になり、今までより多くの方に作品を観て頂けるようになります。
そしてさらに、今まで経験のない映像という分野への挑戦は、新たな仲間との出会いに繋がりました。

今回初めての映像制作にあたって、サークル関係者だけでなく、多岐にわたる分野から様々な特技、個性を持つメンバーが集まりました。
従来であれば交わることのなかった人たちと共に『蟄雷』という作品を一緒に作り上げていくことは、メンバー全員にとって貴重な経験になると考えています。

しかし、資金面では大変な打撃がありました。
今回の公演はYouTubeでの無料配信のため、従来いただいていたチケット代という収益がゼロになります。
照明機材や音響機材も演劇と映像では異なり、今まで使っていた機材の大半は映像作品では役に立たないため、機材を新しく用意する必要があります。
メンバーのほとんどが学生で充分な資金を用意するには限界があり、この度、クラウドファンディングを行うこととなりました。

YouTubeで配信された完成作品を観て、ご支援をご決断くださる方もいらっしゃるのではと考え、作品の公開予定日は2021年3月17日(水)ですが、それから1ヶ月後の4月17日(土)までご支援の受け付けをさせて頂きたいと思います。

どうか、ご支援よろしくお願い致します。
資金の使い道

制作費、撮影機材代、編集費、撮影場所費、稽古場所費、衣装費、小道具費、交通費、クラウドファンディング手数料、出演料、Twitter企画経費、リターン発送費などに使用させて頂きます。
作品内容

あらすじ

世界を震撼させたウイルスと共生の道を歩む2024年。

友人とオンラインゲームをして、オンデマンドの授業をそこそこに受けて、そんな”普通”の大学生活を送る花田は高校の同期だった尾白が突然グループラインから抜けたため、彼の足取りを追う。そして尾白との最後のやりとりの真意に気づいたとき、花田に雷のような衝撃が走った。

これは、誰しも起こりうる「日常」に鳴り響いた一つのしらせを描いた物語。

タイトルの由来
蟄雷(チツライ):3月5日から3月19日は啓蟄(「啓」は「開く」、「蟄」は「虫などが土中に隠れ閉じこもる」意味で、「啓蟄」で「冬籠りの虫が這い出る」(広辞苑)という意を示す。春の季語でもある。)である。
蟄虫は地面の中にかくれて冬眠しているもろもろの虫という意味で、蟻、蚯蚓(みみず)などの地虫や蛇、蜥蜴、蛙の類が長い冬眠から覚めて、穴から地上に出てくる春の胎動を表わしているのである。このころはじめて鳴る春雷を初雷(はつなり)といい、蟄虫の目を覚まさせるというので、それを「蟄雷」「虫出しの雷」ともいう。

テーマ
2020年、断絶の1年を経て、初めての春がやってくる。会えなくなって遠くも近くもなった私たちに訪れる別れの季節は、どのような形をしているだろ