はじめまして。クリエイターの「アフロマンス(本名:中間理一郎)」です。
写真は、2018年から開催している、桜舞い散るチルアウトバー「SAKURA CHILL BAR by 佐賀」の桜プールに埋もれている様子です。
「by 佐賀」とついているように、佐賀県とのコラボレーションイベントで、佐賀の日本酒「佐賀ん酒」を幅広い人に体験して欲しいという想いから「体験型の花見」として企画しました。「花びらが舞い散る」と「チルアウト(ゆったりする)」ことを掛け合わせたコンセプトで、インドア花見や、美味しい佐賀の日本酒、名産のおつまみを楽しめる春の期間限定のバーです。
2018年3月の表参道のZero Baseから始まり、佐賀のJONAI SQUARE、翌年は表参道のCOMMUNEで開催しました。
そして、2020年も都内で開催予定でしたが、3月は、新型コロナウイルスが急速に拡大したタイミングで、開催直前に延期となりました。
「どうしようもないこと」とわかっていながらも、このイベントに向けて、ずっと準備を重ねてきたので、本当に悔しい気持ちでいっぱいでした。
それでも「何もしない」ということはできなくて、思い立って1週間くらいで「サクラチルデリバリー」という、佐賀の日本酒と桜の枝を1本届けるという企画を実施しました。
SAKURA CHILL BARのスタッフや社員で協力し、梱包や箱詰め、都内は車を走らせ直接手渡ししに行きました。
「今は、この小さな枝しか届けられないけど、来年こそは、きっとイベントができるように。」
そんな想いもむなしく、1年近く経った今も状況は変わらず、年明けからの緊急事態宣言もあいまって、今年もSAKURA CHILL BARという「イベントの開催」は断念せざる負えない状況です。
また、佐賀の方から、このコロナで、佐賀の日本酒もかなり影響を受けていて、辛い状況にある、という話も聞いています。
春を楽しみたい人のために、辛い状況にある酒蔵のために、SAKURA CHILL BARとして何かできることはないか、考えました。
そして、イベント内で使っていた「桜升 一本桜」を製品化して、佐賀の日本酒と一緒に届ける「SAKURA CHILL HOME」という企画を立ち上げることとなりました。
「桜升 一本桜」は、SAKURA CHILL BARのイベント用に制作したものです。升が上下に3つ並んでおり、その間を桜の花(造花)が咲いていて、机の上で、1本の桜の木を眺めながら日本酒を飲めるようなコンセプトになっています。
制作部分はプロダクトデザイナーの山本倫広(通称のんたん)にお願いしています。今回の製品化について相談したところ、強度等は問題ないものの、一つ一つ、職人の手作りでつくっているので、販売するにはコストがまったく合わないという課題がありました。
そこで、色々相談しながら、企画の意図も汲み取ってもらい、ある程度のロット(制作費50万円〜)を制作することで、なんとか今回の単価に収められる算段をつけました。その為、目標金額50万円いかない場合は販売なしとなります。
また逆に、好評だった場合も、手作りのため100セットが上限となっています。追加はありませんので、ご注意ください。
今回「桜升 一本桜」には、The SAGA 貴人(あてびと)グラス3つをつけてお届けします。
日頃から「体験づくり」を活動の軸にしているクリエイターなので、ただ、モノをつくって送る、ということはしたくないと思っています。
今回も趣旨としては「自宅に届く新しい花見体験」をコンセプトに様々な企画を入れています。
まず、佐賀の書家 江島史織さんとコラボレーションした両A面のアートポスターを制作しました。桜升と日本酒のセットを購入した方にはもれなくセットでお送りします。
B2サイズ。両面印刷で1枚がつきます。個人的には「チル」が特にお気に入りです。
(画像はイメージです。額は付属しません)
そして、サクラチルバーは毎年、店内BGMとして音楽レーベルとコラボして、MIXをつくっています。今年も、自宅で楽しむ用のチルアウトなプレイリストを作成しようと思っています(基本、Spotify上で想定)。完成したら、このページへの掲載と、支援者の方にはメッセージでお送りします。
また、ちょっとした演出ですが、一本桜をお届けする箱を開くと、梱包材ではなく、一握りの桜の花びら(造花)が入っています。箱を開けた時に春を感じれるといいかなと思っています(ここは事前に言うか迷ったのですが、場所を選ばず開けると大変かと思ったので先にお伝えしておきます)
さらに、茶道家・茶人の松村宗亮さんにセレクト頂いた、佐賀の名産おつまみ3種がセットでつく