豊かな森を復活させたい!木のお茶を売った分だけ植林するプロジェクト

豊かな森を復活させたい!木のお茶を売った分だけ植林するプロジェクト
土砂災害のない未来と豊かな森を次の世代に残したい。国産材を使用したお茶・コップ・ストローのセットを製作しました。支援いただいた数だけ、木の植えられていない山へ植林をします。是非に日本の木に触れていただき、森林保全にお力をお貸しください。

こんにちは。このページを開いていただきありがとうございます。

はじめまして。「ソマノベース」の代表を務めております、奥川季花(ときか)と申します。

ソマノベースは、土砂災害で亡くなる人を減らすために、森林保全・環境改善の観点から林業に関わるプロジェクトです。

広島県や千葉県での台風による土砂災害が記憶に新しいように、日本では毎年多くの土砂災害が起こっています。

私も2011年、当時高校一年生の頃、和歌山県の紀伊半島大水害を体験した被災者の一人です。

その災害で身近な人を亡くしました。被害によって学校に通えない時期もありました。

身近な人を失うことの失望感や、災害が起こるまで気付くことが出来なかった地元への愛情は、当時の私にとってとても大きなものでした。

私は、被災をきっかけに、土砂災害を日本から減らすためにできることを探しながら活動を始め、今日まで続けて参りました。

そんな中、「林業によって森林管理の方法を変える」と言う手段に出会いました。

林業はかつて日本の大きな産業の一つでした。

ですが、時代の流れとともに建築材はコンクリートや鉄骨へ変わり、身近な生活用品はプラスチックなどの素材に変わり、海外の木材も多く日本へ入ってきました。

日本の木々は居場所を失いました。

木材価格の低下によって、収益は減少。

その結果、管理放棄された森が増えてしまいました。

山に携わる産業へとお金を回し、次の時代を守る木を植える。育った木は適度に伐採・利用し、またそのお金で植林をする。その循環を保つことで日本の山と人の関係を永く続けられるものにしたいと私たちは考えています。

土砂災害は、複数の理由が重なり起きる災害です。

災害が起きることが予想される区域では、砂防ダムの建設等の対策が進められています。

土砂災害を食い止めるとても有効的な手段ですが、この方法でのみ解決を行うにはかなりの資金が必要です。

地域によって地層や地形などの環境条件にばらつきがありますが、

木の植えられていない山を無くすこと、植えた木を健康に育てるために木を間引く(間伐)等の適切な管理を行っていくことで、木々が根を張り、多くの水分を吸収できる山を増やすことができます。

山の表面が崩れる「表層崩壊」のリスクを減らすことはできます。

また、豊かな森林は、生態系の保護や地球温暖化防止など、様々な好影響をもたらしてくれます。

日本の木は、質感や香り、経年による色合いの変化など、多くの魅力を持っています。

私たちは、そんな日本の木の特性を楽しみ、秘めた可能性を感じていただきたい。

そして、林業や土砂災害をより多くの方と一緒に考え、安全で豊な生活を守っていきたい。

そう考え、このプロジェクトを立ち上げました。

プロジェクトに賛同し、仲間になってくれたのは、Hello Gin&Tonicの堀江麗さんとStrawmaestroの野村優妃さんでした。「身近なものの素材を考え直すことが、社会課題解決の1つのきっかけになる」そう考える3チームがタッグを組んで、企画・制作を進めました。

Hello Gin&Tonic / 堀江麗

初めまして。ジントニックから日本素材をアップデートする「Hello Gin&Tonic」の代表を務めております、堀江麗です。

Hello Gin&Tonic(とりあえずジントニック)は、日本由来の素材を使用したトニックウォーターによって、地産地消の概念やスパイス・ハーブの薬効を伝えています。

クラフトジンブームにより、国産のジンは生産されているものの、トニックウォーターは外国産のものしかありません。

原料である「キナの木」という植物は日本での取り扱いが難しく、使用することができないからです。

そのような制約の中でも、「純国産の美味しいジントニックを作り出したい。」といった目的でこのHello Gin&Tonicを立ち上げました。

活動の中で、今まで廃棄されてきた様々なものに新たな活躍の場を見つけたり、今まで使われていなかった素材として活かすことの可能性にも気づくことができました。

そこから多くの新しい価値に私たちがまた出会えたらと考えています。

今回のプロジェクトでは、木でお茶を企画・開発させていただきました。

使用する素材が木であったことには、大きな可能性を感じました。

トニックウォーターの原料キナが木であることはもちろん、「木を飲む」といった非現実さにも魅力を感じましたし、木のおがくずを使用することは廃棄素材や未活用素材を光らせることができると考えたからです。

木のお茶では、杉のおがくずの香りを存分に生かすため、配合を工夫しました。

お茶という輪郭は感じつつ、木の香りで包まれるようなブレンドに