日本全国おむすび巡り。旅しながら書籍制作に挑戦したい!

いただきながら書籍制作を進めていきたいと考えています。引き続き応援いただけたら嬉しいです!

東京都外への外出自粛が解けたタイミングで、まずはローカルシェフの元へ!
新潟のシェフ鈴木将さんと、福島の料理人 黒澤俊光さんから地域のおむすびについて学びました。

<新潟のおむすび>

▶︎さくら飯のおむすび

▶︎おむすびストーリー

ラストサムライ河井継之助も愛したと言われている“さくら飯”のおむすび。

長岡の伝統的な保存食、大根の味噌漬けを刻んでごはんに混ぜるというシンプルなものです。

シェフ鈴木将さんは、「長岡の食を突き詰めると、保存食や農産物の育て方など必ず“雪と共にある暮らし”に行き着く」と言います。

自然と共に生き、人々が助けあって生きていく、豊かな姿勢が長岡の食には込められています。

保存食文化や循環型の暮らしは命を繋いでくれる新潟の大切な知恵。それらを楽しむ食のあり方と豊かさが込められたおむすびです。

<福島のおむすび>

▶︎油味噌のおむすび

▶︎おむすびストーリー

黒澤さんが子どもの頃におばあちゃんからよくむすんでもらっていたという油味噌のおむすび。「ばあちゃんのはもっと大きかったですけどね。この5倍くらいあったかな?」と笑う黒澤さん。
形は大きな楕円型。三角のおむすびはコンビニで見て珍しく思ったそうです。

油味噌はみじん切りした季節の野菜を油で炒め、野菜と同量の味噌と少量の砂糖で調味したもの。おむすびだけでなく、ごはんの上にのせたり、そうめんのつゆに入れたり、朝ごはんから夜ご飯まで大活躍。

農家の家庭には常備されていることが多かったそうです。

2021年4月から本格的に旅に出ようと考えています
各都道府県2日間かけて巡りたいので、約1年半をかけて全国47都道府県を巡り、同時に執筆も進めていきます。
旅の計画や書籍の内容については、コロナ感染の状況や旅の学びと合わせて調整する可能性もありますので、ご了承ください。SNS等で随時経過報告をさせていただきます!

今回の企画を一緒に進めてくださったのは本田勝之助さんです。
勝之助さんは、会津のお米屋さん「本田屋本店」の代表でありながら、文化庁『日本遺産』のプロデューサーとして全国各地を巡られています。
(『旅するお米屋さん』なのです!)

「これまでの活動の中で得た多くの地域とのつながりと“お米”を通じて、今できることがないか」

そう考えられていた勝之助さんと、私とで共通する想いがあり、
共にプロジェクトを立ち上げることになりました。

勝之助さんは、老舗の料亭『金田中』さんや寿司屋『久兵衛』さんなどにお米を卸すだけでなく、都市部や地方の物販店やECサイトで様々な地域食材を販売しています。以前は台湾高級スーパーにお寿司コーナーを現地バイヤーと企画し新設してお米を海外に卸すこともされていました。

今回のおむすび旅で出会った食材も勝之助さんのご経験とネットワークを活かして世の中に届けていく予定です。

「なんで食に関わっているの?」
「なんでおむすびなの?」
という質問をよくいただきます。

私が食に興味を持ったきっかけは、中学2年生から高校3年生まで拒食症になったことでした。

はじめはダイエットのつもりが食べるのがこわくなり、母のごはんも食べられず、食事をしたくないから友人と遊びにもいけず、みるみる体重は減少。

身長は160センチ近くあるのに最低体重は23キロまで落ちてしまいました。

「いつ死んでもおかしくない」とお医者さんに言われ、入院したり学校を休学して留年したりしないといけないほどの重症でした。(拒食症当時のことをまとめた記事はこちら)

周りの支えもあり大学に入って拒食症が完治。
そのとき気付いたことは「食べることは生きること。そして、生きる喜び」ということです。

家族や友人と食卓を囲んだり、料理を作って誰かが喜んでくれたり。
「食べるってこんなに楽しくて有難いことなんだ!」
と、食べられるようになっただけで毎日が幸せで満ちていきました。

ただ、それと同時に周りを見てみると、毎日食事することが空腹を満たすためだけの作業になっていたり、日本食文化の豊かさが少しずつ失われていたりする事実があることも知りました。

毎日繰り返す食事だからこそ、食事時間が豊かになれば、きっと人生が少し豊かになる。
食に悩み食に救われたからこそ、食の大切さを届けていきたい。

それが私の目標となりました。

そして、出会ったのが“おむすび”です。

おむすびであれば、誰でも結べて誰でも食べられる。
地域の食文化とも紐づいているから、日本の食の豊かさについても届けられる。
そう考えて活動を始めて、あっという間に4年が経ちました。
知れば知るほど、関わ