秘湯『奥飛騨温泉郷』に人が集えるワーケーション施設を立ちあげ、サステナブルな観光資源にしたい!
岐阜県の高山市にある奥飛騨温泉郷は『平湯温泉・福地温泉・新平湯温泉・栃尾温泉・新穂高温泉』の5つの温泉地からなる場所です。その中でも「福地温泉」は、屈指の歴史を誇り、平安時代には村上天皇が湯治に訪れていたと言う入湯伝説が残る温泉地です。
そこで長らく放置され空き家となっていた古民家を改装し、テレワーク設備が整った環境でのワーケーション、また、ここでしか体験できない様々なワークショップ・イベントができる施設をつくることを決意し、この 『ワーケーションスタンド Corritrip &WORK 奥飛騨 萬葉館(ばんばかん)』 を立ち上げました。
アフターコロナ・ウイズコロナの中で、人生で大事な「モノ」を改めて再認識した今だからこそ、都市部や日常の喧騒から離れたこの場所を、人と触れ合うことができる「集いのスペース」 として、五感を研ぎ澄ませられる「仕事に全集中できる場所」として、少しでも多くの方が奥飛騨温泉郷に訪れるきっかけの場所となれることを願っています。
奥飛騨温泉郷・福地温泉は、北アルプスの山々に抱かれた奇跡の温泉地でありながら、おばあちゃんの家にいったような懐かしい感覚を呼び起こさせてくれる場所です。
ただ、首都圏からかなり離れた場所にあるために、首都圏ではあまり知られていません。
決してアクセスが良く便利な場所ではありません。
車で20分のスーパーは夕方6時で閉まる健康経営(笑)
とにかく周りに何もない!でもそれが心地よく、それがこの温泉地の魅力です。
私たちが改装している古民家がある場所は、福地温泉の中心に位置する『昔ばなしの里』の敷地内にあり、ここには朝市、日帰り温泉石動の湯、日本最古の化石を保管する化石館、イベント広場などがあります。ただ、早朝は朝市へ立ち寄られる方は見かけますが、日中の往来はほとんど見かけません。
地元の方からは「『昔ばなしの里』は、昭和の頃は、いろんなイベントが行われ賑わっていたけど」という話を聞きました。
30年ほど前までは、この地は多くの観光客で賑わいをみせており、目の前を流れる川ではアユの掴み取りが行われ、知る人ぞ知る日本最古の化石が発見された福地温泉化石拾いツアーや、古い農機具を使った体験イベントなど多くのイベントが開催されていました。この土地で育った旅館の若旦那さんが昔の懐かしい思い出を語ってくれました。
しかし、あれから30年、現在の『昔ばなしの里』は、入り口に設置させていた門もなくなり、昔の賑やかさは失われ、開催されるイベントも減少してしまいました。
そこで私たちは、テレワークやコワーキングスペースとして開業を予定していた『ワーケーションスタンド Corritrip &WORK 奥飛騨 萬葉館』 を、ただのテレワークスペースではなく、ここを『集いの場 』として再生することで、福地温泉や『昔ばなしの里』に賑わいを取り戻すことができるのではないかと考えています。
まずは、『ワーケーションスタンド Corritrip &WORK 奥飛騨 萬葉館』に多くの人を誘致し、奥飛騨温泉郷の福地温泉を知ってもらい、ここの温かさに触れてもらい、ファンを増やすことから始めたいと思っています!
『ワーケーションスタンド Corritrip &WORK 奥飛騨 萬葉館』では、こんな事をご提供したいと考えています。
・テレワークができるワーケーションスペースとして
・観光の合間、宿のチェックインやバスの運行までの休憩スポットとして
・体験、イベント、ワークショップスペースとして
・奥飛騨在住の方の集いの場所として
・全国・世界中の人が集える場所として
私たちは、この古民家内にある囲炉裏を囲んで、四季ごとの体験イベント(春:五平餅づくりや、しだれ桜花見体験・夏:朴葉寿し作り体験・秋:キノコ鍋づくり体験・冬:雪像づくり、花餅つくり体験など)を通して、大人や子供の遊び場を提供し、この場所を、都心の生活で忘れかけている五感を取り戻す場所にしたいと考えています。
さらに奥飛騨エリアの人々との交流の場にすることで、地域の活性化にもつながればと思っています。
少し話を前に戻しますが、私たちオーエイチは、旅館や観光業向けに2004年6月より、外国人旅行客を日本に誘致するためのインバンドマーケティング・プロモーション事業をおこなってきた会社です。コロナ禍において、旅行・観光業界が疲弊していく中、インバウンド需要が激減し、当社も打撃を受けて大変厳しい状況になりました。
『私たちに今、何ができるのか?』『新しい生活様式で求められているものは何なのか?』
そんな模索の日々の中で、少しでも旅