は、少しでも地域のお役に立つように、次のような独自のサービスも提供してきました。
★「10分170円で何でもお手伝いします!(ゴミ出し・電球交換・草取り・買物・各種付き添いなど…。」と当社独自の介護保険外事業 。
★「福祉有償運送事業」を知り、早速2018年に「一般社団法人ひめの」を設立し、営業を開始しました。
「ひめの」のある那珂湊地区で初の福祉有償運送事業者という事で、地域資源として当社の事業が地元自治会や地域会議などで紹介されました。
この事業を開始したことにより、地域の高齢者はもとより、デイサービス「ひめの」利用者は、急な体調不良時などでも病院での受診、付き添い、買い物、宿泊を合わせて利用できる環境ができました。
一般社団法人ひめの福祉有償運送車両
★その他宿泊サービスでは 、諸事情により介護保険施設が利用できない、生活保護受給者、介護保険認待ちの方など、関係機関から依頼があれば受け入れを行いました。お泊り利用の女性3人。早朝から玄関で何やらひそひそ・・・
新型コロナウイルス対策足踏式消毒器の設置
◆『ひめの』の現状
この4年間、沢山の利用者及び介護関係者の方々とかかわる中で、介護保険制度だけでは対応できないケースが多々ありました。
自分のできる限り対応してきましたが、現在の設備、人員では今後の対応が苦慮される状況となりました。
「小さなデイサービスには夢がある!可能性は無限大!」
「自分のできることは何でも支援していきたい!」
この一心ですが、このコロナ禍、特に宿泊設備の整備が「安心、安全」のために急務となります。
しかしながら自分の小さな会社では資金面で大きな不安があります。
◆このプロジェクトで実現したいこと
1.介護保険制度の限界と矛盾
一人暮らしで家族も遠方の利用者が、デイサービス来所中に風邪や体調不良になられたときに、通常であればご家族または外部の担当ケアマネジャーにその後の対応をお願いすることになりますが
「熱があるのに、体調悪いのに…結局は一人で過ごすことに!?」
介護保険制度の限界と矛盾を感じる出来事が多々ありました。
当初は体調の悪くなった利用者様が居ればケアマネジャーとご家族に私が連絡をして了解をいただき「好意」として受診に行きました。
しかし、「中にはお金も払わずに…」「好意に甘えられない。」とおっしゃられ我慢して帰宅される方がいました。
訪問介護事業所を開設して、介護保険事業として通院を遠慮なくしていただく選択肢もありましたが、急務だった事もあり、スピード感を持って介護保険事業の枠を超えたサービスができないかと考えました。
2.利用者の死
また、今年8月に94歳の利用者様が自宅で亡くなられました。「熱中症」でした。
デイサービスを利用しない日、ご家族が居ない時間帯にこの事は起こりました。
以前より毎日デイサービスを利用した方が良いのではないかと提案し、検討している矢先の事でした。ご家族とは直接のほか、メールなどでも連絡を取り合うなど、コミュニケーションは取れていました。いつ何が起こるかは誰もわかりません。
しかし自分にできることは無かったのか!?
宿泊環境やスタッフの体制がとれていれば…
デイサービスがお休みの日にスタッフが様子を見に行く体制があれば…
悔やんでも悔やみきれません。
3.地域医療の実情
様々なケースで入院した高齢者が治療が終わると早急な退院を求められるケースが多々あり、根本的な治療は終了したが、退院後すぐに自宅で生活できるケ