東日本大震災から10年。東北の漁業生産者自慢の海鮮の味を知ってほしい

東日本大震災から10年。東北の漁業生産者自慢の海鮮の味を知ってほしい
鮮度にこだわったD2C事業で生産者支援に取り組むエドノイチが、東北で漁業に取り組む生産者と協力し彼ら自慢の海鮮をお届けします!2021年は東日本大震災から10年の節目の年。今なお続く復興と、コロナ禍で追い打ちを掛けられた生産現場を未来に繋ぐ応援を、美味しく食べて全員でしませんか?

はじめに・ご挨拶

はじめまして、シェア物流網を構築し生産者から首都圏の消費者へ新鮮な食材を届ける産地直送EC「エドノイチ」の運営チームです。数ある産地直送ECの中でも、エドノイチの特徴は、株式会社ANA Cargoとの協業により、日本全国47の空港から、一次生産者が空輸を使って直接消費者に商品・食材を届けられる物流をもつことです。消費者がエドノイチで朝注文した商品が、最短でその日の夜に届き、現地と同じような新鮮さで農水産物を楽しめます。2020年7月にサービスを立ち上げ、日本全国の一次生産者さんに参画をつのり、カニ、エビ、ホタテとこだわりの食材がECサイトに並ぶようになりました。新型コロナウイルスの影響で外出自粛となり、お取り寄せで食事を楽しむ方が増えたことも手伝って、多くの方に利用いただいています。

「エドノイチ」立ち上げの背景

魚介類及び農作物等は多くの中間流通を介して消費者に届いています。この商流の中で、セリ(競売)の観点から規格外・定量未満として品質に問題がなくても流通に乗らず、廃棄される食材もあります。

昨年はコロナの影響で、販売可能な食材であっても買い手側の事情で食材が出荷されず、廃棄率が悪化。このような事態が続くと、将来的に農業・漁業の就労人口を更に悪化させてしまう事が懸念されます。

一方、外出自粛でネット生鮮食材宅配の需要は急増しています。家族での外食の代わりに家庭の食卓で鮮度の高い食材を全国各地から選定し、家族で料理を楽しみたい傾向は今後も高まっていくと考えます。

これらの一次生産者に関わる課題の解決策及び消費者が求めるニーズに応えるべく、株式会社ANA Cargoとの協業により航空輸送のスピードを生かしたビジネスモデル構築を皮切りに、一次生産者の販売支援を行ってきました。

「エドノイチ」これまでの取り組み

2020年7月にβ版の「エドノイチ」を立ち上げ、販売を開始。その後ANA Cargoとの提携を拡大し、離島を含めた47空港から発送できる物流を構築しました。

2020年9月からは、農林水産省が推進する「#元気いただきますプロジェクト」に参画。対象となる商品が送料無料になるキャンペーンで、多くの生産者の売上に貢献しました。

その後も、生産者と共同しクラウドファンディング・ライブコマースを活用した販売や、「空港まで遠く商品を運べない」という生産者のニーズにこたえるべく『空港連絡バスを活用した貨客混載』共同輸送を鹿児島空港を起点とした空港路線バスで開始するなど、生産者の販売網・物流網構築を進めてきました。

本プロジェクトについて

中でも鮮度にこだわりが強いエドノイチのプラットフォームでは、漁業に関わる生産者の皆様に多く参画いただいています。その中には、東日本大震災で被災した地域の漁業者もいます。漁港の再建、風評被害、様々な課題に直面しながら、復興を遂げてきました。2020年はコロナの影響で、彼らの出荷先である飲食店の多くが休業・廃業をやむなくされ、一次生産者にもまた大きな困難が訪れています。

3.11から10年の今年、震災およびコロナからの復興のためには、一次生産者自身が新たなPR方法・販売網・流通網を更に拡充させていく必要があります。既存の流通だけに頼らず、時代の変化やニーズ共有等、商材の在り方や尊さ・価値を再認識し、次世代へつなげる財産にしたい。それにはリアルな「今」や体験を通した消費者の声を届け共有する仕組み、機会創出が必要と考えてます。

まずは東北の生産者のみなさんの活動や商品の魅力を知っても