ビールのおいしさ、多様性、そこに集う人々の繋がりに感動して、まだ日本で浸透していなかったクラフトビール文化を静岡で広めたいと考え始めました。
そこでトロント滞在中に「Junction Craft Brewing」というブルワリーで半年間働き、帰国後しばらくして自動車部品メーカーを退職。
2016年1月に「クラフトビアステーション」を開きました。経営が安定した現在はお店をスタッフに任せ、静岡市用宗の「West Coast Brewing」で、醸造士として将来自分のブルワリーを立ち上げるために必要な勉強をしながら働いています。もちろんcoveではWest Coast Brewingのビールも繋ぐ予定です!
<草場との出会い>
クラフトビールを好きになったきっかけでもあるカナダのビールを「クラフトビアステーション」で提供したいと思って探したところ、常連さんから教えてもらったのが草場のビール輸入会社「BC Beer Trading」でした。2020年2月には一緒にカナダ・バンクーバーに視察研修に行き、ともに静岡でビールに携わる仲間として、海外のような地産地消のビール文化を静岡で築いていきたいと考えるようになりました。
(BEER OWLE店舗 ・ カナダバンクーバー 視察研修)
<会社の立ち上げ>
coveのある場所には「HugHop」というクラフトビール専門店がありましたが、2020年12月末に多数のファンに惜しまれながら閉店しました。私がその跡地を譲り受けてお店を開こうと決意したとき、これまで以上の事業規模になることからチームで取り組みたいと思い、草場と会社を立ち上げることにしました。
(写真左:草場、右:小島)
【資金の使い道】
ご支援いただいた資金は当面のお店の運転資金(従業員の雇用、店舗の維持費用)に利用させていただきます。コロナ禍でお店を維持しつつ、皆さんが利用しやすいようにテイクアウト体制の強化に努めたいと思います。
【最後に】
静岡にはクラフトビール醸造所がたくさんあるのにもかかわらず、その多くが東京や県外の大都市圏で消費されてきました。現在その取り扱い店の多くが短縮営業を余儀なくされ、消費量の落ち込みに伴ってビールの生産量も減っている状況です。coveで静岡のビールを扱うことで消費を支え、今こそ地元のビールを地元の人が飲むような、トロントやバンクーバーでは日常的な地産地消のクラフトビール文化を築きたいと考えています。
coveを足掛かりとして、将来的には自分のブルワリーを立ち上げ、静岡や日本のクラフトビール文化をより一層盛り上げるのが私たちが描く夢です。大きな夢に向かって歩き出したばかりの私たちですが、みなさんのご支援・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
【酒類販売免許:第3202-20号】