はじめに・ご挨拶
はじめまして
『Believe It』監督の山岡慶聖です。
人それぞれ。十人十色。みんな違って皆んな良い。って素晴らしい言葉ですよね。
最近では、コロナ禍の時分と言う事も有り。SNSやYoutubeで自己表現する人々が大変増えている印象を受けます。
沢山の個性に埋もれぬ様に個性を激しく売り。移ろい易い人々の目を止める為に皆んな愉快に喋り、皆んな陽気に振る舞い。皆んな赤い靴を履いて同じダンスを踊っています。
私もその一人です。それが、今の流行りなのです。
『Believe It』は流行りに翻弄される6人の女の子の話です。
目まぐるしく変わるこの世の中。自分を信じるのか。友達を信じるのか。家族を信じるのか。世の中を信じるのか。過去?未来?
何を信じるかも十人十色。どこに進んでいこうが、人それぞれ。その結果がどうであれ、皆んな違って皆んないいと思います。人生は生きるしかありません。
彼女達は流行りに乗る事が幸せだと信じていますが、その考えが崩壊した時。
何を信じ何と繋がるのか。彼女達は、流行りのその先に辿り着こうとしています。
折角生まれた素敵なこの時分。今の時代だからこそ思う事。伝えたい事。
私は、決して華やかな経歴がある訳でも特出した何かがある訳でも有りません。
人生を語るにはまだまだ若すぎますし、恐れ多いですが、25年と言う短い人生の中で、自らの足で歩いて来た道や己の目で見て来たもの。
私にしか表現出来ない事があると信じています。
信じて一生懸命作って居ります。
応援して頂ければ幸いです。
監督・脚本/山岡慶聖
監督・脚本/山岡慶聖(やまおか・のりせい)1996年生まれ、静岡県出身。帝京大学文学部卒。
最新作「Rubber ballon」
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♡STORY♡
『Believe It』
人々は、好きな色や形のグミを自作してSNSにアップする事によって自己表現をしていた。
世間ではそのグミを「魔法のグミ」と呼び社会現象になった。
大学生のユリは強情っぱりの意地っ張りでギターが上手く、同じ大学に通う親友の大胆不敵なツバキはダンスが上手い。
ユリはギターをツバキに教える約束を。ツバキはユリにダンスを教える約束をしていた。
しかし、それは叶わない。
約束当日になり、ユリは仲の良い大学の人気者エリカ。友達思いなトウコ。不自由なサラ。モデルのカリナと一緒にいる時にツバキがユリ達の前に現れる。
ツバキとユリ達は偶発的な問題で揉めツバキを集団で暴行しツバキとユリの間は引き裂かれる。
ユリは自分を正当化しツバキをいじめた十字架から逃れようとするが、葛藤の果てにツバキと仲直りする道を選ぶが、それは同時にユリとエリカ達の決別を意味していた。
しかし、ツバキはユリを許さない。ユリは途方に暮れる。
同じ頃、「魔法のグミ」が原因と思われる事件事故が多発し世論では根拠のないデマや議論等で「魔法のグミ」の話題一色であった。
掛け違えたボタンは掛け違えたまま。すれ違い続ける心。
ユリとツバキは行き違い続け。エリカ達もまた変わる事を余儀無くされる。
火の無い見えない煙で可笑しくなって行く人々。
それは、人々によって本当の火事になって行く。
ユリは何を信じるのか。ツバキは何を信じるのか。エリカは何を信じるのか。トウコは何を信じるのか。
サラは何を信