“新型コロナウイルス(COVID-19)と戦う難民キャンプを支援したい”
はじめに
みなさん、はじめまして。
竹本大起(たけもとだいき)と申します。
本プロジェクトにご興味を持ってくださり大変ありがとうございます。
青年海外協力隊活動時・活動先にて近所の子どもたちと(モンキーベイ・マラウイ共和国)
国際協力機構(JICA)青年海外協力隊として2017年〜2019年の間、アフリカ南東部の小さな内陸国「マラウイ共和国」で現地の高校生に理科を教えていました。
活動が終わって帰国したとき、「またすぐに戻ってくるからね」と交わした約束を今でも覚えています。
まさか2020年がこんな年になるとは想像だにしておりませんでした。
新型コロナウイルス(COVID-19)の発生と世界的蔓延は全世界に大きな影響を与え続けています。
マラウイを含め開発途上国では医療設備も物資も乏しいのが現状です。
お世話になったマラウイ、そして難民キャンプで生活する人々に少しでも支援ができないかと思い本プロジェクトを立ち上げました。
マラウイについて
マラウイ共和国はアフリカの南東部に位置する内陸国です。
マラウイ共和国の位置
引用:ODAメールマガジン第405号(外務省)より
マラウイの面積は日本の3分の1程度(北海道+九州)で、アフリカ諸国の中では比較的小さな国です。およそ2000万人が暮らしています。
世界最貧国のひとつとして取り上げられることも多く、一人当たりGNIは380米ドル(2019年:世界銀行)です。(厳密には異なりますが)これは一人当たりの年収が約4万円(世界ワースト3)ということになります。
世界最貧国の多くは内戦状態などで経済が壊滅的なダメージを受けていることを考えると、紛争下でないにも関わらず最貧国のひとつに数えられるマラウイが、いかに脆弱な経済状況かということがわかります。
ザレカ難民キャンプ
首都リロングウェから車で1時間程度北上すると「ザレカ難民キャンプ」があります。ここでは近隣国での内戦(主にコンゴ内戦)から逃れてきた難民とその家族、およそ8万人が生活しています。
難民キャンプというと着の身着のままで逃れてきた人々が住むところもなく・・・
と想像しがちですが、1994年から存在するザレカ難民キャンプには商店や学校、病院などが徐々に整備され、一つの町として機能しています。もちろん生活は質素なものですが、多くの支援団体に支えられながら難民のみなさんが生活しています。
理科実験ショーにはたくさんの人が足を運んでくれました
協力隊活動時にここで理科実験ショーを開催したことがあり、それをきっかけに難民キャンプを知りました。またその時に難民キャンプを支援する住民団体「Community For Better Life」の存在を知りました。
ザレカ難民キャンプについてさらに知りたい方はYouTubeで検索するとヒットします。是非ご覧ください。YouTube検索「Dzaleka refugee camp」
住民団体「Community For Better Life (CFBL)」
難民キャンプに生活する人々は子どもからお年寄りまで様々な人がいます。ザレカ難民キャンプが設立されたのは1994年ですが、難民として逃れてきた人々が家族を持ち生活する中で、現在では8万人を超える人々が暮らしています。
住民は共助のための団体を作って、難民キャンプに住む人たちの生活支援を行っています。
現地で知り合った「Ndende Muholeza(ン