皆さん、はじめまして。Natural way Japan代表の大原加奈子と申します。健康美をテーマにした食生活作り、自然栽培の普及を主軸に、「自分で選択するNatural way」をお伝えするナチュラルライフスタイリストとして活動しています。
みなさんは日焼け止めを使っていますか?
その成分を気にしたことはあるでしょうか。
日焼け止めは、紫外線を防いで日焼けをしない、という意味では肌にいいものです。でも、日焼け止めそのものに肌によくない成分が含まれていたらどうでしょう。肌にいいものを塗っているはずなのに、逆にダメージを与えている可能性があるのです。
わたしはシャンプーも日焼け止めも、ファンデーションも使っていません。自分できちんと知識を持った上で、判断して選んでいます。わたしはそんな風に自分でちゃんと判断し、いま必要なのは何か、必要なものを選択できる人を増やしたい。消費者の意識を変え、”常識”を疑っていく人たちを増やしたいのです。
わたしは小さいころから、母の作る手料理を食べて育ちました。母は、昔ながらの素朴な食生活をずっと実践している人。たとえばおやつは小魚だったりお芋だったり。小さい頃はもっとジャンクなお菓子を食べたいと思うこともありましたが、おかげさまで全然風邪もひかない丈夫な体に育ち、小学校中学校ではみごと皆勤賞!健康体であることが当たり前の子ども時代を過ごしました。たとえ具合が悪くなったとしても、母はできるだけ自分の自然治癒力を高めて直しましょう、という考え。注射や薬もほとんど使わず、自然なものを取り入れた、まさに“自然派の生活”そのものでした。
大人になって、食の仕事に関わるようになり、見えてきたのは日本の食生活の様々な問題点でした。
24歳で渡仏し、食の勉強をしていた時に気づいたのが、「日本の野菜ってすごく形がそろってる」ということ。わたしが訪れていた南フランスの田舎では、自然栽培で農薬も肥料も使わないような農業をどこでも行っていました。だから、フランスの野菜はどこで売っているのを見ても形はバラバラ、味もまちまちで個性があるのですが、日本の野菜はそれがない。不思議に思って野菜のこと、農薬のことを調べていくうちに、日本が農薬大国であることを知りました。経済を回すために、食や健康を無視しているんじゃないか?と疑問を抱き、もっと健康的な料理を伝えていくにはどうすればいいんだろう?と思うようになりました。
結婚して、7年前に妊娠。健康そのものだったのに切迫早産になり、2か月間の強制入院を余儀なくされました。病院とは縁のなかったわたしが、点滴につながれ薬を飲んでとにかく寝ていなければいけない、というとても孤独な状況を体験したのです。
「自分の体を通して子どもになにを与えているのか」を考えるいい機会だと思い、情報を得ようとスマートフォンで色々検索したのですが、自分が得たい知識がなかなか見つからないのに驚きました。スマートフォンで得られる情報は、広告で埋もれています。つまり、企業が売りたいモノの情報がほとんど。わたしが欲しい情報は、その中にはありませんでした。わたしが欲しかったのは、『自分で選択するために必要な知識』。でもそれは、スマートフォンの検索では手に入れることができなかったのです。
無事に息子が生まれてきてからもその状況は続きました。子育てが始まり大人としゃべる機会が極端に減ったことで、子育てできて幸せな筈なのに言葉に表せない孤独感を感じるようになったのです。また、わたしがなじんできた“自然派の生活”について、なじ