皆さま初めまして
「ハズバンド」という名前で生活支援サービスを行っているsyuhuoと言います。
社会福祉士として障害・介護の分野で相談員をしておりましたが、介護保険制度とニーズとの間にある
壁に以前から悩ましい思いを持っておりました。また、サービスを受ける側が提供側に対して、遠慮や我慢をしていることにも常々おかしいと声をかけてきましたが、今やってくれている人がいなくなったら困るから仕方ない。と言われる方がほとんどでした。
もちろんサービスに対して満足されている方も多数いらっしゃいますが、そうでない方に対し、望んでいることそのものを実現したいと思い、「ハズバンド」という形での活動を始めました。
プロジェクトを立ち上げた背景
ハズバンドとして活動していくなかで、「お金がない方への支援を何か考えてくれないか?」との声をあちこちからいただくようになりました。
生活支援サービスは自費サービスになるので、要望が増えれば費用も増えてしまうことに自分自身も抵抗を感じる部分がありました。極力費用がかからない形での提供の提案をさせてもらっていますが、どうしても限界がある中で先の言葉をいただき、活動支援を皆様にお願いしたいと思い、このプロジェクトを立ち上げました。
お金がないからお願いすることをあきらめないといけない。仕方ないからしんどくても我慢するしかない。と、言われる方は実際に多数いらっしゃいます。
その方達に少しでも支援という形で関わっていく事ができれば、頼れる人がいるという安心感を持つことができ、希望をもって生活を送ることが出来ます。
また、定期的な訪問は見守り活動にもつながり、地域への活動参加のきっかけにもなっていることから、孤独から抜け出すためにとても重要であると考えています。
コロナ過で…
活動を始め、身の回りの事をお願いしたいというお話から、買物や旅行・お墓参りに行きたいといったお話までいただき、その方の思いを聞きながら一つ一つ形にしてきました。
その中でも、県外にお住いの方から、両親や祖父母になかなか会いに行けないので様子を見てほしい。といったお話をいくつかいただき、定期的に訪問させてもらっていました。
しかし、コロナが蔓延し始め人の往来が怖いとのことで訪問は一旦中止となり、ご家族の方がお電話にて様子を確認されていました。しかし、「少し熱っぽい」と電話でご家族に話があった時、コロナということで訪問の相談をどこにもできなかった。と後にお話を伺いました。
そのお話を聞いた数日後に帰省される予定だったとのことで、こまめに電話をしていたそうですが、帰省する当日に連絡を入れてみるも繋がらず、不安なまま帰省したところ、眠るような状態で亡くなっていたとご家族から連絡がありました。
原因は風邪でも肺炎でもなく、脳出血だったとのことです。
「 もしあの時に相談していれば… 訪問してもらっていたら… 」
ご家族からのお話は今でも胸が締め付けられる思いです。
コロナ過でのサービス実施に関しては、二重三重の対策でもお互いに不安は拭えないと思います。
だからと言ってサービスを止めてしまうと、本来であればすぐに対応できる事案でも発見が遅れてしまったり、手遅れになってしまうケースが少しずつ増えてきているのが現状です。
目指すところは
中山間にお住いの方が定期的に受けることが出来る支援の定着を目指しています。
訪問販売があってもそこまで行くことが難しい、役所や役場にわからないことを聞いても、たらい回しにされて結局わからない。誰かに頼むこと