初めまして!
このプロジェクトを立ち上げたゆうき販売株式会社と申します。
日本の素晴らしい伝統文化である稲作、美しい田園風景を後世に残すために、「生きもの田んぼ」の拡大を目指して活動しています。
「生きもの田んぼ」とは、農薬・化学肥料・除草剤を使わない農法で、動物性の肥料を使わず、田んぼで穫れたものを田んぼに還す意味も込めて、米ぬか、もみ殻などを微生物で発酵した肥料を使用した田んぼです。
創業当時から「生きもの田んぼ」の農法で作ったお米を販売し続けてきた弊社が、市川ライスセンターの皆さんと出会い、その農法に共感してくださり、一緒に「生きもの田んぼ」での稲作を始めて4年目になります。
「生きもの田んぼ」には、その名の通り、田んぼに棲む生きものに溢れ、雑味のない、美味しくて力強い稲が育ちます。この素晴らしい田んぼ、お米のことをもっと知ってもらいたい。
そして、彼らとの交流を通じて、お米作りに真摯に向き合い、日々奮闘している彼ら自身のことも知ってもらいたいという想いで、このプロジェクトを立ち上げました。
私たちは、「生きもの田んぼ」拡大を目指して、「生きもの田んぼのお米」(食用米コシヒカリ)を100%使用した日本酒造りに取り組んでいます。
今回のプロジェクトで皆様に是非お届けしたい日本酒がこちらです。
本年は、削りを55%から50%に変更し、純米大吟醸として仕上げました。この取り組みに共感してくださった、佐久市の伴野酒造が造り手です。
「生きもの田んぼ」のお米を100%原料として使用し、そのお米の良さを、そのままお酒に変換するというコンセプトのもと醸造した自信作です。
精米歩合も違い、飲み比べも楽しめます。
※純米大吟醸の詳しいテイスティングコメントも別途ございます。
市川ライスセンターは、長野県の佐久市にあり、そこで働く従業員の5人(1名休職中)は、日々お米作りに精を出しています。
彼らが米作りをしている地域は、北アルプスの麓で水質が良く、昼夜の寒暖差があり、災害も少ないため、大変良質なお米を作ることができます。
「生きもの田んぼ」での稲作を始めて4年目ですが、言い方を変えれば、まだ4回目。
毎年試行錯誤を重ね、収量・品質の向上に努めています。
農薬を使用する田んぼとは違い、手間も時間も格段に多くかかりますが、収穫した際の喜びや、その味は格別です。
「生きもの田んぼ」の面積を拡大していくことで、彼らが幼少期に当たり前のように見ていた、蛍が飛び交う美しい故郷の景色を取り戻すことが、ライスセンターで皆を率いる市川さんの目標の一つです。
市川ライスセンターに勤務するのは、市川さん(33歳)をはじめ、この土地で生まれ育った20代後半から30代の若者です。
米農家として、多くの人に自分たちのお米を食べてもらうこと、そして、米農家がもっと夢のある職業として認知されるためにも、新たな挑戦を続けて夢を叶えたいと全員が真剣に考えています。
◆繁忙期が偏っているため、年間を通しての仕事として成立しない場合が多く、兼業農家が主流となっている。一つの専門職として生業とするには、米農家自身で販路を作ったり、従業員に年間を通した作業や賃金を供給する必要がある。
◆食生活の欧米化や少子化傾向により、米の消費量が減少している。農業従事者の高齢化が進み、次世代の担い手が引き継いでいく必要があるが、農家は大変だというイメージが根付いていて、若年層の人員が増えない。
◆出荷ルートや出荷量を見誤ると、多くのロスが生じてしまう。確実に収益をあげるため