はじめまして、こんにちは。
広島の県北、庄原市で木工デザイナーとして活動している「megumiNto design (メグミントデザイン) 」伊藤めぐみと申します。
緑豊かな山々に囲まれた田舎で自然からたくさんのインスピレーションをもらいながら製作しています。そうして作られた作品たちをインターネットや全国各地のイベントで発表しております。
「さぁ!これから本格的に木工デザイナーとして活動していくぞ!」という時にコロナ禍によるイベント休止の事態が相次ぎました。
予定されていたポップアップやイベント全てがキャンセルとなってしまい、活動を広げていくことを急に絶たれ、一時は途方に暮れました。オンラインストア開設など、「新しい生活様式」に対応した販売方法に変えながら、試行錯誤しブランドをなんとか継続してきました。
ヨーロッパではワクチンが普及したこともあり、これまでできなかった大型イベントなども再開しつつあります。その中でも、毎年ミラノで開催されていた世界最大級のインテリアの祭典「ミラノデザインウィーク」が約1年半の延期を経て、今年9月に開催されることが決まりました。
そしてなんと、その期間中に開催される家具の見本市「Isola Design Festival (イゾラデザインフェスティバル) 」から私に出展オファーが届きました!
ーミラノデザインウィークとは!?ー
毎年イタリアのミラノで開催される世界最大の家具の見本市です。メイン会場の「ミラノサローネ」と、その周辺の小規模な見本市「フォーリサローネ」で構成される、デザイナー憧れのイベントです。
フォーリサローネは、ミラノサローネに訪れた家具ブランドバイヤーやマスコミ関係者を目当てにミラノ市内各地で開催されるギャラリーやショップなどでの体験型のイベントです。
今回オファーをいただいた「Isola Design Festival (イゾラデザインフェスティバル) 」は、 4年前にミラノで発足した「Isola design district (イゾラデザインディスクリクト) 」という団体が企画・運営するフォーリサローネで、前回は260名のデザイナーが展示し、70,000人もの来場がありました。
オンラインでのデジタル見本市をはじめ、ミラノデザインウィークのメインとなるオフィシャルエリアで見本市を開催し、昨年からはオランダのアイントオーフェンで開催される「ダッチデザインウィーク」でも見本市を開催している団体です。
ーミラノサローネに
こちらの作品が選ばれました!!ー
タイトル:TUBO(一輪挿し)
紀元前3000〜4000年くらいにヨーロッパ周辺で作られていたとされる、彩文土器からインスパイアされてできたシリーズです。以前、博物館に行った時にイランの彩文土器を見てこれを木で作りたい!と閃いたのがキッカケでできた作品です。
ヒノキの天然木を一枚板から切り出し、削ったり擦ったりしながらひとつひとつ手で作っています。ヒノキの粉にまみれながら日々削っております!
彩文土器に施されていた手描きの柄を模した柄を一つ一つ筆で手描きしています。絵付け作業は集中力が必要で、特に線を描く時は息を止めて描いています。
木が持つ天然の美しさと工業的なイメージのネオンカラーを使って人の手で施された柄やモダンな形状のコントラストが楽しい作品です。
今回のミラノサローネでの展示が “Playful Living”(プレイフルリビング)というテーマで、「リビング」を楽しむための作品が世界各地から集まり展示