レンジで3分! 食肉卸業者が本気で作った「バナナ豚」の究極とんかつ

レンジで3分! 食肉卸業者が本気で作った「バナナ豚」の究極とんかつ
食肉卸売業者だから手に入る上質の肉をカラリと揚げた絶品とんかつ。その食感や味がご家庭で、しかも「レンチン」で簡単にいただける嬉しい商品ができました!お店じゃなくても、揚げる手間がなくても、おいしいとんかつが食卓に。「こんなの欲しかった!」を叶えるため、食肉のプロが徹底的にこだわりました。

音までおいしい、極上のとんかつ。
それが、食肉卸売業者「松商」が開発した『極とんかつ ゑびす』です。
こだわり抜いた素材、その旨味を極限まで引き出すための調理法。「肉のプロ」の誇りにかけて徹底的に研究を重ねて完成したのが、このとんかつでした。
なぜ飲食店でもない業者である私どもがこの商品の開発に至ったか。それは、昨年から続く新型コロナウイルス感染症がきっかけでした。

改めて自己紹介させてください。私は株式会社松商の村上と申します。
このたびは、私どものプロジェクトにご興味をお持ちいただきありがとうございます。

松商は、大阪で業務用の食肉卸売業を営む会社です。
お得意様である飲食店は、昨年より続く新型コロナウイルス感染症の影響でどこも非常に厳しい状況にさらされ続けています。緊急事態宣言の長く続いた大阪はなおのこと。飲食店の営業自粛により、私たちも大きな影響を受けることとなりました。

肉が売れないこの状況をどう乗り越えようか。
悩みに悩み抜いた結果、辿り着いたのは「コロナ禍に身を任せるのではなく、自分たちでなんとかしよう!」ということでした。

飲食店の営業自粛は、私ども食肉卸売業者に影響を与えると同時に、消費者の皆さんの外食を楽しむ機会をも奪っています。
そんな中で私どもに何ができるだろうかと考え抜いた結果行きついた答えは、外食できない今だからこそ「おいしい肉料理を食卓にお届けすること」。それならばと、創業33年のプライドにかけて、他にないおいしい肉商品を開発することにしました。

自宅での手作りのハードルが高い食べ物はなんだと思いますか?
答えは「揚げ物」です。
揚げ物は家庭料理の定番じゃないかと思われるかもしれませんが、料理をする人ならわかるはず。揚げ物って大変なんです。
油を使うと暑い、匂いがつく、後の処理が大変…と、最近揚げ物はお惣菜で買う頻度が高い食べ物の筆頭です。

(参照)東京ガス都市生活研究所「揚げ物調理に関する研究~揚げ物をもっと手軽に、ヘルシーに~」

自分で揚げるのは極力避けたい。
でも、買ってきてレンジにかけてもサクッとならないことが多くありませんか?

おうち時間の中でもおいしいとんかつが食べたい。でも家で揚げ物はしたくないし、お惣菜ではもの足りない。
そんな方たちのために、目指したのは「カンタン調理で、できたての味を食卓に届けること」です。

コロナが蔓延し始め、緊急事態宣言下に置かれた時、私どもも正直「どうしようか」と頭を抱える状況でした。しかし、考えてみると狂牛病、偽装表示問題、豚コレラ…これまでも食肉業界はさまざまな困難を乗り越えてきているんです。今回だって乗り越えられないはずがありません。

そもそも松商は、大阪の食肉卸売業者としては後発組。とはいえ、他社と値下げ合戦をするのではなく、自社の売りを打ち出していきたいという想いから、本当に美味しいブランド豚を探しておりました。そんな中でついに出会ったのが、淡路島で育つ「えびすもち豚」でした。

甘みがしっかりしながらも、あっさり食べられる秀逸な肉質をもつえびすもち豚は「知名度はなくとも、黒豚、茶味豚にもひけを取らない」逸品。何がこの旨みを作るのかと聞くと、「バナナを食べているんです」と驚きの答えが返ってきました。

「えびすもち豚」は、兵庫県の株式会社マルヤスミートさんが飼育している淡路島産のブランド豚です。その特徴はバナナを飼料にした、いわば「バナナ豚」ということ。マルヤスミートの安次嶺社長がバナナチップに出会ったのは約10年前とのこと。傷物と