シアター風姿花伝コーヒースタンドプロジェクト

シアター風姿花伝コーヒースタンドプロジェクト
劇場に誰もが気軽に立ち寄れるコーヒースタンドを併設させます。それにより地域の方々にコーヒーとコミュニケーションの機会を提供するとともに、その売り上げの一部を演劇の未来を担う演劇人の支援に充てます。劇場にコーヒースタンドを作ることで、地域社会とのハブとなり、継続的な演劇支援モデルを構築します。

はじめに・ご挨拶

私たちは東京都目白にある「シアター風姿花伝」という小劇場です。
単なる貸館事業にとどまらず、上質な芝居を創ることを第一義とした劇場主催公演「風姿花伝プロデュース」や、ストーリー性の高い作品を創作している劇団を後援する「プロミシングカンパニー」制度などを実施し、より魅力的な作品の発信に努めています。加えて、学生劇団・旗揚げ間もない劇団へのサポート制度など、次世代の舞台芸術を担う実演団体の育成にも力を入れています。

このプロジェクトで実現したいこと

劇場に誰もが気軽に立ち寄れるテイクアウト専用のコーヒースタンドを併設させ、来場者と地域の方々にコーヒーとコミュニケーションを提供します。そして、その売り上げの一部を演劇の未来を担う人材の支援に充てます。コーヒースタンドを作ることで、劇場が地域社会とのハブとなり、継続的な演劇支援モデルを構築したいと思っています。
プロジェクトの背景

<コロナ禍における演劇の状況>
COVID-19のパンデミックは社会にさまざまな影響を及ぼしています。

対面コミュニケーションの芸術である演劇界も、大きなダメージを受けています。
度重なる緊急事態宣言による公演自粛要請や客席制限により、大幅な減収を余儀なくされ、大小問わずさまざまな演劇団体が苦しい状況に追いやられています。特に若い世代はこれらを負担する経済的な体力が乏しく、演劇活動から離れていくという状況が徐々に加速しています。

<より良い演劇環境を創る>
劇場にコーヒースタンドができることで、観劇客に演劇以外の楽しさも提供し、より充実した観劇体験を創造すると同時に、演劇活動以外の収益を生み出し、その売り上げの一部を苦境に立たされている若手演劇人の支援にあてることで、彼らが少しでも活動しやすい環境を作ります。

<社会に貢献する>
コミュニケーションの機会が大きく制限される今、多くの人がストレスを抱えることとなり、それらはさまざまな形で社会に影を落としています。コーヒースタンドを作ることで、地域の方々にもコミュニケーションの場として活用していただくことができ、その日常的な営みは、様々なストレスを抱える人にポジティブな影響を与えることができると考えています。

<未来を創る>
海外の劇場には、その劇場の象徴的なカフェが存在し、観劇にくる方はもちろん、地域の方々にも親しまれています。これは観劇体験の満足度を向上させると同時に、演劇文化を広く浸透させていく役割を担っています。このプロジェクトを実行することで、地域の多くの方に劇場をより身近に感じてもらうことができ、そこで生まれた人と人との繋がりが演劇と地域社会の未来をより豊かなものにすることができると考えています。

シアター風姿花伝の話

コーヒースタンド詳細
・劇場建物一階、玩具店「カネモ」にテイクアウト専用のコーヒースタンドを併設。
・ALLPRESSESPRESSOさんのコーヒー豆を使用した上質なエスプレッソドリンクを提供。
・売上の5%を演劇支援に充てる。
※コーヒースタンドの売上の5%を、シアター風姿花伝を利用する団体(若手劇団や、劇場プログラムに該当する団体)の劇場費、制作費に還元します。

デザインイメージ①
【店舗について】
劇場が入っているマンションの一階に玩具店「カネモ」があり、その軒先にテイクアウト専用のコーヒースタンド併設します。劇場