🌙 われは三日月姫なり
私は三日月姫。相良のお殿様の妻です。たまたま現代にタイムスリップして今ここであなた様にお目にかかっております。
人吉市は、相良700年の歴史を背景に国宝をはじめ様々な文化遺産を要しています。2020年はコロナ禍と7月豪雨水害で甚大な被害をうけました。豪雨水害は市内中心部がほぼ全滅状態。10ヶ月後の現在もまだ爪痕が残っています。地域の人たちは、それぞれの生活や生業を回復するため必死にがんばっています。
私は、その様子を目の当たりにして心を深く痛めました。時空を超え、現代に移動してきた私は何か人吉のためにできないかと心をめぐらしているとき、とある人物に邂逅したのです。
そのお方から漫画文化というものが今の世にはあると伺い、それを活用して人吉復活に役立てないかと思いました。さらにクラウドファンディングなる心温まる仕掛けもあると知り、その仕組みも生かして「ぷろじぇくと」なるものを始動してみようと決意したのでございます。
こうしてこの企みをスタートすることに至ったのですが、何事も初めてのことゆえ心細いこと・・。
🌙 漫画で復興支援をする「狙い」(ここにいるワケ)
人吉は九州の小京都とよばれ、観光の街として知られています。しかし、豪雨水害で青井阿蘇神社をはじめ町中が甚大な被害をうけました。
徐々に回復しているものの、行く末が心配です。そこで、後のち人々がこの街に観光におとずれたとき、歴史や文化や生業を楽しく味わえるための「タネ」を植えておくことが将来の復興につながるのではないかと思い至りました。
人吉の中心にある青井阿蘇神社の境内に佇んでいた時「歴史や人物、地理、名勝などを織り込んだ漫画を発行し、観光の聖地巡りにつながるようにせよ」との天の声を聞き、これぞわが使命と悟ったのでございます。
2021年の今、わたしがこの地・この時間に存在できる時間は約55日とごく限られております。しかし、わたしはできることをなんでも試し、人吉球磨の人々の未来の暮らしや幸せのタネをまくことにしました(それにしても、四角く薄い箱のようなもので会話をしたり、動く絵を描いたり、不思議なことばかり。牛車ではなく、4つ車が走る様は、恐ろしくもあり驚きでもあり・・・)
🌙 出会いと選択と偶然
今の世には漫画家という職業があるようです。さらに、ネームと呼ばれる原作をつくるお仕事も。それは原作者と呼ばれる職業のようです。私がおりました慶長時代には、考えもつかないものです。
さて、この「ぷろじぇくと」の発案は、手品師のKiLa(キラ)殿。そして、漫画家の鹿子木灯(カナコギトモリ)殿がキャラクターデザインを、同じく漫画家の花林ソラ(カリンソラ)殿が漫画づくりを、それぞれ担当することになりました。さらに、仕事サポートセンター所長の松山(マツヤマ)殿が、資金集めの手伝いに駆け付けました。
これらの面々の力と皆様のお力添えを結集し、人吉舞台の漫画本を世に出すことで、将来、多くの人が人吉の観光を楽しむための「タネ」を蒔きたいと思います。
イラスト:鹿子木 灯(かなこぎ ともり)
🌙 資金の使い道
漫画「三日月姫」制作出版
企画原案:KiLa
漫画原作/作画:花林ソラ
キャラクターデザイン:鹿子木灯
漫画原作制作費
キャラデザイン費
漫画本印刷費(1000冊を想定)
リターン経費(漫画本、送料など)
などを想定しております。
🌙 恩返しについて
漫画本の送付や、原作・イラストのデータ送信をお礼に変えさせていた