雌牛と雄牛で饗宴
雌牛と雄牛の違いが分かる方、そもそも同じ牛肉だから雄牛も雌牛も同じだと思われている方、普段焼肉やすき焼きなどでお肉を食べるとき、雌牛と雄牛を理解して食べる事はなかなか無いと思います。本プロジェクトでは、目利き職人が厳選する最上級飛騨牛の雌牛と雄牛を食べ比べる事が出来ます。飛騨牛本来の美味しさ、和牛香を味わっていただく為、生の状態でお届け致します。
<雌牛の特徴>
美味しさの素である「不飽和脂肪酸」が多く含まれており、脂の質とキメの細かさが優れている脂は融点が低く、手で触れたり包丁などで切っていてもすぐに溶けだしてしまいます。口に入れた瞬間にとろけて、甘味がありながらもしつこくなくサッパリした後味が特徴です。
<雄牛の特徴>
霜が入りやすく、包丁などで切った後、綺麗な鮮紅色を発色します。霜降りの量が多いにも関わらずしつこ過ぎない脂身の風味、そして筋繊維の柔らかさからくる繊細な味わいが特徴です。
このように雌牛には雌牛の美味しさ、雄牛には雄牛の美味しさがあります。
美味しいものを家族みんなで食べる。
これまで当たり前だったことが実はとても幸せでとても大切なことだということを皆様も感じていると思います。雌牛と雄牛を見比べ、香り嗅ぎ比べ、焼き比べ、食べ比べ、新しい発見を感じながらの食卓は、きっと楽しく、充実したものになるでしょう。長引くコロナ禍、皆様に幸せな時間を過ごしていただきたいと切に願います。
岐阜県が誇る飛騨牛
皆様初めまして、小川香織(おがわ かおり)と申します。
弊社は岐阜県に精肉専門店として数店舗を構えており、牛肉・豚肉・鶏肉の商品は全体の約80%がブランド肉です。主として扱っている肉質等級5等級の最上級のランクの飛騨牛を年間約27,000キロ販売しております。
飛騨牛は平成14年に開催された第8回全国和牛能力共進会において日本一を獲得したことがあるのです。この共進会は「和牛のオリンピック」と呼ばれるほど大きなもので、改良の成果を競う種牛の部と、肉質を競う肉牛の部に分かれており、飛騨牛はそれぞれの部門で内閣総理大臣賞と最優秀枝肉賞という最高位を獲得しました。その5年後に行われた第9回においても飛騨牛は最優秀枝肉賞を獲得し、連覇を成し遂げたのです。
岐阜県が誇るこの飛騨牛を皆様が味わったのなら、皆様の口から「美味しい!!」というお言葉が出てくると確信しております。
目利き職人厳選
この目利き職人は創業から代々引き継いで4代目。年間約3,500頭もの飛騨牛を見ている職人です。弊社が扱う飛騨牛は肉質等級が最高ランクの5等級のみで、そのうち90%がこの職人が買い付けたものです。5等級なら何でも良いというわけではなく、各部位のサシの入り具合や肉色等、1頭1頭確実に目利きをして肉質の良い飛騨牛を落札しています。
本プロジェクトでは岐阜県岐阜市にある畜産公社で毎週開催されるセリで5等級の飛騨牛の中から目利き職人が厳選した雄牛と雌牛を落札します。このセリには毎週約60頭の飛騨牛が出品されており、そのうち5等級の飛騨牛の雄牛は約25頭と約半数。一方、雌牛はというと約10頭と少数で、そこからさらに厳選すると0頭~2頭。確率でいうと3.3%。この約3.3%しか出てこない希少な飛騨牛の雌牛を落札します。もちろん皆様からお預かりした支援金なので、妥協なく厳選し、肉質の良い飛騨牛を落札してきます。
飛騨牛も動物なので個体差があります。毎週開催されるセリに出品されている飛騨牛で肉質の良い枝肉が必ずあるとは言い切れません。職人が