はじめに
皆さん、こんにちは。有限会社バンベンの坂本です。
今回2度目のクラウドファンディングに挑戦します。
前回は2年前に「黄砂を止めよ!砂漠を緑に!~「塩を売って緑を買う男」15年目の挑戦~」ということで1,189,000円の資金を集めることができました。(詳しくはこちらをご覧ください。https://camp-fire.jp/projects/view/156785 )
今回はモンゴルではなく佐賀県小城市が舞台、砂漠緑化ではなく里山再生がテーマ。バンベンを知っている方々にとってはなぜ???、といった感じかもしれませんが、このプロジェクトを最後まで読むと、納得していただけると思います。
お時間のある時にぜひご一読ください!
このプロジェクトで実現したいこと
棚田、小川、広葉樹林と針葉樹林、点在する集落、曲がりくねった道、昆虫や鳥や小動物、そして里山を静かに見守る神様たち・・・、
それらがうまく調和して日本の里山は何百年もの間、私たちの暮らしや環境を守ってきました。
しかし、近年私たちは豊かな暮らしを追い続けた結果、いつの間にかその大切さを忘れてしまいました。
若者はどんどん都会へと旅立っていく 。大切に育ててきた田んぼを収穫直前にイノシシに荒らされる。高齢化が進み田畑や森林の手入れが行き届かなくなって藪や竹林状態に。山の保水能力が低下。昨今の異常気象も加わって水害が多発。益々手に負えない状態に・・・。
いつの間にか里山の姿はすっかり変わってしまいました。
でも今ならまだ間に合うかもしれません。
全国各地で里山再生への取り組みが始まっています。それぞれ素晴らしい取り組みで参考になるものばかりです。
そして私たちも先進事例を参考にしながら独自の視点と方法で持続可能な里山再生に取り組むことにしました。それは一言で言うと「稼げる里山」、そしてそれを次世代に紡いでいきたいと思います。
プロジェクトを立ち上げた背景
まずはプロジェクト立ち上げまでの経緯をお話しします。
【バンベンって何?】
ちょっと回り道をしますが、まずは私の自己紹介から。よく知っている方は飛ばしてください(笑)。
私は1991年から3年間、青年海外協力隊隊員として中国内モンゴルのオルドスモンゴル族高校で日本語を教えました。
内モンゴルというと大草原というイメージがありますが、ここオルドスは過放牧などによって砂漠化が進んでいました。オルドスは砂漠化の最前線でもあり黄砂の発生源でもありました。
「第二のふるさとを何とか元の緑に戻したい!」「・・・そうだ内モンゴルの美味しい塩を売って、その資金をオルドスの砂漠緑化につぎ込もう!」そう思いついたのです。
そして2004年10月に「塩を売って緑を買う」バンベンを立ち上げました。
おかげさまで事業は17年目を迎えました。緑化面積も徐々に増えていき今までに約700ヘクタールの砂漠を緑化することができました。
今では緑化した土地で有機農業など持続可能な経済と環境の好循環モデルづくりなどに軸足を移しつつあります。
そして30年前に日本語を教えていた教え子やその子供たちが現地で緑化活動に積極的に参加してくれるようになり、次世代への引継ぎも少しずつ進んでいます。
私が頻繁に現地に行く必要もなくなってきました。
(2008年:オルドスでの植林風景)
(今後、オルドスでの緑化活動は教え子やその子供たちへの引き継いでいきます)
一方、日本での塩の取引先の多くは6次産業化を進めている農家の方々です。
モン