か捕獲していませんが・・・。
(箱わな設置の図)
とにかくアクションあるのみ!
動きながら常に持続可能な里山再生とは・・・?この難題に向き合いました。そして方向性が少しずつ見えてきました。
善意やボランティアでは続きません。やっぱり稼げる仕組みを作るしかない。魅力的な商品づくり、応援してくれる関係人口の増加・・・。
この仕組みを作り上げるには資金や時間が必要です。
そこで出会ったのが「農泊」事業。
「農泊」と聞くと単に農村に宿泊することと考えがちですが、もっと広義で言えば、農山漁村に存在する地域資源を活用した宿泊・食・体験を提供すること。
そして、地域の多様な関係者が連携することで創出される持続可能なビジネスを目指すもの。それは里山で稼げる仕組みを作ることにつながります。
それまでの小城でのつながりを活かして少数精鋭、最適なメンバーを招集!2019年4月に小城農泊推進協議会(通称:小城ぱくっ!)を立ち上げました。
(設立総会時の写真)
メンバーは・・・。
小城市で唯一の農家民宿のご一家
武家屋敷カフェの女将
アウトドア用品店の社長
小城市役所公務員
そして「塩を売って緑を買う男」。
幸い農林水産省の農泊推進事業補助金も得られ、国内外からのモニターツアーの実施、体験プログラムの開発、加工食品の開発などコロナ禍の逆風にもめげず、これまでの2年間に様々な活動を行ってきました。様々なノウハウを習得し、具体的なアクションプランを見出してきました。
(みかん狩り体験)
(五右衛門風呂体験)
(和服体験)
(天山登山体験)
そして、そろそろ補助金を卒業して自立の道を進まなければなりません。
柱は2つ。「神々の郷プロジェクト」と「小城故事キャンペーン」です。
「小城故事キャンペーン」は主にインバウンド事業なのでここでは省略して「神々の郷プロジェクト」について詳しくお話しします。
【里山再生・神々の郷プロジェクト】
●里山の現状と課題:
中山間地域住民の少子高齢化や後継ぎ不足により、耕作放棄地増加や里山荒廃が進んでいます。現在は補助金・助成金を使った様々な支援がありますが、今後、継続できるか不明です。
補助金や助成金に頼らない持続可能な里山再生の仕組みづくりが喫緊のの課題です。
佐賀県小城市、天山の中腹にある石体集落もまさに存続の危機にあります。
昔は石体周辺(天山の南側)にはたくさんの人が歩く道がありました。近隣集落や古湯温泉や唐津に通じる道。神様をお参りする道、巨石を拝む道?など。
今は過疎化、高齢化、自動車の普及で歩く人が少なくなり歩道が消滅。熊笹が生い茂る人を阻む場所になってしまいました。また人口減少・高齢化・獣害などにより耕作放棄地も拡大しています。
●解決案:
「里山再生」という付加価値を持った食品(モノ)・体験(コト)を開発し、売上の一部を耕作放棄地や荒地の整備などに投入すれば持続可能な事業になります。そのモデル事業を石体集落周辺で取り組みます。
石体には多くの神様(50?)が存在し、今も大切に守られています。神々のお利益に預かるとともに、神々の住むところを巡り、きれいに整備し、お守りすることが里山を守ることにつながります。
神様はどこにでもいますが、石体では先人たちが残した資料や伝承が多く残っています。
特にいやしの宿ほのかのご主人のお父様が生前、手書きで作成した100ページを超える大作「石体村史」には心が震えました。
これらを活かした取り組みが可能だし、しなければならないと思