美しい漆芸作品集プロジェクト

美しい漆芸作品集プロジェクト
2021年11月の個展に向けて制作中の作品集のプロジェクト。最高の写真、デザイン、プリントで作る記憶に残る浅井康宏の漆芸作品集の事前予約にご協力お願いします。2017年に制作完売した第一弾に続き、よりパワーアップしたクオリティの作品集をお届けします。

はじめに・ご挨拶

こんにちは漆芸作家(しつげいさっか)の浅井康宏です。

僕は漆芸の中でも蒔絵という伝統技法によって作品を作っています。

漆芸や蒔絵と聞くと「少し古臭いイメージ」を持たれる方も多いかと思いますが、

作品制作ではいつも現在進行形の表現を求めて制作しているので作品から新鮮な驚きを持ってもらえると思います。

そしてそのような取り組みが100年先、200年先に伝統として形作られてゆくと考えています。

2018年 蒔絵螺鈿高杯 「菊華」
このプロジェクトで実現したいこと

前回の個展からおよそ5年、これまでに制作した作品を撮影し直し、これまでの代表作と新作を含め

今年の11月に開催される個展に向けた作品集の完成を目指しています。

今回の作品集は80〜120ページほどの見応えがあるもの。
作品集自体にアートワークとしての魅力のあるクオリティを目指します。
プロジェクトをやろうと思った理由

作品集を制作したいと考えた理由は

○2017年に作った作品集「浅井康宏蒔絵作品集ー光をめぐるー」が好評で、おかげさまで700冊が完売したこと。過去作を含め、さらに美しい作品集を制作したいと考えました。

皆様の本棚の中で長い年月美しく作品をいつまでも楽しんでいただける作品集をめざします。

 2017年 作品集 「ー光をめぐるー」販売終了

○2021年3月16日に私の作品がニューヨークのクリスティーズのオークションに出品され15,000ドルで落札されました。もちろん高額で落札されたことには変わりありませんが、自作が海外で評価されるときにさらなる知名度や漆文化の認知が必要だと感じました。

今回製作する図録は日本語と英語で表記し、海外での活動につながる最高レベルの作品集に仕上げたいと思います。
これまでの活動

浅井 康宏

1983年 鳥取県に生まれる
2004年 国立高岡短期大学 漆工芸コース卒
2005年 室瀬和美氏(重要無形文化財保持者)に師事

賞歴

2002年 日本漆工協会 「漆工奨学賞」
2004年 富山大学高岡短期大学部 「横山賞」
2005年 鳥取県美術展覧会 「奨励賞」2007年、2008年
2008年 日本伝統工芸中国支部展 「県知事賞」
2012年 日本伝統工芸中国支部展 「奨励賞」
第59回 日本伝統工芸展 「新人賞」
2015年 第32回 日本伝統漆芸展 「文化庁長官賞」
2017年 第57回 東日本伝統工芸展 「奨励賞」
2018年 エネルギア文化・スポーツ財団 エネルギア美術賞
2021年 第50回 日本伝統工芸近畿展 「京都新聞賞」

主なグループ展

2015年 Shangri-La Hotel Tokyo ニコライ・バーグマン×伝統工芸「伝統花伝」
2015年 安曇野髙橋節郎記念美術館 「うるしのみらい」
2018年  Ambiente 2018(ドイツ) 京都瑞鳳堂ブース
2018年 CRAFT SAKE WEEK 「しゅきや」
2018年 日本橋三越本店 「漆の現在」
2018年 ART EXPO MALAYSIA 2018 Gallery(マレーシア) 花影抄ブース
2018年 URUSHI 伝統と革新
2019年鳥取県立博物館「Our Collections! ~鳥取県のアート・コレクションの、これまでとこれから~」
2019年 高島屋 「美の予感 2019―∞directions―」
2019年 金沢市立安江金箔工芸館 「現代工芸の展開 2019」
2021年 CHRISTIE’S