【ごあいさつ】
どうも。新型コロナさんの影響で、大都会東京から、地元福岡の片田舎に疎開してまいりました40代の自称芸術家です。
都心を離れると、あの濃厚な人口密度がやたら恋しくなる瞬間があります。すっかり身も心もメガロポリスに毒されてしまっておるようです。
不可抗力によりリモートワークが急速普及している昨今において、だったら、地方在住でありながら都心でのイベントをプレゼンできないものだろうか?という、ふとした思いつきで、CAMPFIREの炎に晒されてみた次第です。
せっかくなので、ちょっと変わったイベント……いや、だいぶ変わったイベントをぶちこんでやろうかなと画策しておりましたが、なにぶんカネもコネもございませんでして、ひとまずは、ただ人間さえあつまれば実現可能な、チープながらもエキセントリックな催しを考案したものがコチラになります。
【発案の経緯】
ごぞんじのように、日本全国津々浦々、寝ても醒めてもコロナ一色です。そんなわけで、いまだに“イベント“と聞けば警戒感の強い人は多く、入場者数制限やオンライン化などの対策が講じられつづけております。
そこで、あえてオフラインでのイベントで勝負しよう!という、逆張りというか、空気の読めていないチャレンジに至ったわけですが、しかし大勢で飲んで食って盛り上がるようなパーティー的なレクリエーションは、さすがに自粛警察やらクラスターやらが怖いので実施する勇気がありません。なのでここは発想を180度転換して、ぜんぜん盛り上がらない空間をつくってやろうと考えてみました。
つまり、これこそが『みんなで1時間ボーッと立ってるだけのイベント』なのです。
【イベントのイメージ】
画像提供:写真AC(https://www.photo-ac.com/)
●広い場所に20~30人ぐらいあつめる
●トイレ等は開始前に済ませておく
●上記画像のように間隔を空けて立つ
●スマホは電源切って荷物は足元に置く
●時計とか現時刻は視界に入れない
●タイマーを1時間後に設定して開始
●そこから先はただボーッとするだけ
●動いたりしゃべったりするのは禁止
●音楽を聴くのも読書するのも禁止
●かゆいところを掻く程度ならOK
●目は閉じないでどこかを見つめる
●やむをえない場合は途中入退場OK
●アラームが鳴ったらそこで終了!
【参加のメリット】
結論から言います。たぶん、メリットなんかありません。ですが、やってみなければわからないことは、世の中にはたくさんあります。
……と、抽象的な一般論を持ち出しても、おそらく、みなさんの心には何も響かないでしょう。そんなわけで、このイベントによって得られるかもしれないものを3点ほど挙げてみます。
(1)アフターコロナへの準備
コロナ騒動が落ち着いたら、自粛の反動でオフラインイベントが活性化するのではないかと個人的には予想しています。来たるべき日のためのエキシビジョンです。
なにしろ100年前のスペイン風邪が流行した日本では、3年間で40万人もの死者が出たにもかかわらず、あっというまに元通りの日常が帰ってきましたし、2000年代からネット環境が普及するにつれ、オフラインのイベントの参加者数は減るどころかむしろ増えていきました。
そのあたり、さまざまなソースを検証したnoteを書いていますので、くわしくは以下を参照してください。
(2)デジタルデトックス効果
数年前から、欧米ではPCやスマートフォンを触らない、いわゆるデジタルデトックスという健康法が話題になっています。その流行は日本でもじわじわと広がりつつあります。
コロナ禍の影響で、デジタルデバイスに触れない生活が非日常になった今こそ、もういちど、みんなでいっしょにデジタルデトックスを実践してみる良い機会なのではないでしょうか。わざわざ何日間か山や森にまで出かけるという本格的な活動を行っている人たちもいるみたいですが、短い時間でもそれなりに効果はあるみたいです。
(3)DMNによる脳の活性化
近年の研究で、人間の脳は、何かに集中しているよりも、何もしていないときのほうが実は何倍ものカロリーを消費していることが明らかになっています。このメカニズムは、デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)と呼ばれており、DMNの状態では、思考の整理やクリエイティヴな発想が働きやすいとされています。瞑想やマインドフルネス等とは、また違った脳の活動が起こっているらしいです。
何もせずにボーッとするだけというのは、まさにこのDMNに特化したイベントなのではないかと考えます。
……どうでしょう。ただの変なプロジェクトで終わらない可能性が見えてきたんじゃないでしょうか?
実際にやってみたら、もっと別の、思いもよらなかった体験がも