■団体紹介
はじめまして。NPO法人体験型安全教育支援機構の安蒜です。
私たちは『誰もが互いを信頼し幸せを実感する21世紀社会を作り出す』をモットーに、
見ず知らずの人と手を取りあって、犯罪を未然に防いだり災害時に助け合える社会づくりに向けて、日々活動しております。
このプロジェクトは多様な企業から将来性を期待される次世代リーダーと一緒に立ち上げました!(後ほど紹介しますが…)
コロナ禍の中、通学する子どもたちですが、通学路で児童が不審者に声を掛けられる事件が多く報道されています。通学時の人数が減り、通学時間も不規則になったことで見守る人も減ってしまい、子どもたちはより危機に遭遇しやすくなっています。
このプロジェクトは、子どもたちを危機から守りたい、そのために子どもたち自身に力を身につけて欲しいという強い思いの元、その第一歩として安全教室を開催したいと考えています。私たちの思いを載せておりますので、ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
↑NPO法人体験型安全教育支援機構の紹介動画
■なぜ安全教室が必要なのか -自信をもって登下校してもらうために-
防犯ベルを鳴らせたのは114人中わずか3人だけ。
2010年の調査では、「怖くなったときに何か実際にできると自信のある」子は50%、
半数の子どもは自分が危機を回避する行動ができるか不安に思っています。
実際に犯罪に遭遇し、キッパリ断れた子は12%、防犯ブザーを鳴らせた子は2.6%
(3人)でした。頭ではわかっていても、「あとをつけられた」「声をかけられた」
「じっと見られた」・・・そんなとき立ちすくんでしまう子どもたちが多いのです。
(※日本女子大学清永研究室調べ 2010年11月)
子どもたちは 、危険なことやしてはいけないことを防犯や防災の教室で標語として学びます。例えば「知らない人とは話さない」とよく教えられますが、それだけでいいのでしょうか。知らない人とあやしい(危ない)人は違います。
どんな人に気をつけなければいけないのか、話しかけられたらどう対処するのか、普段からどのように歩いたらよいのか、防犯ブザーの鳴らし方など具体的に教えなければ、子どもたちは本当の安全を学べません。具体的な学習で不安をなくし、自信をもって登校できるようになってほしい。
か弱い子どもに対して、犯罪者は容赦してくれません。
しかし、大人が四六時中見守れるわけもなく、成長とともに子どもたちの行動範囲は広がり、独り立ちしていきます。そのため、子どもたちの発達に合わせた安全教育の実施が必要なのです。
■コロナ禍における安全教育の現状
NPO法人体験型安全教育支援機構では、毎年多くの学校や自治体から依頼を受けて安全教室を行っています。しかし、2020年の春、緊急事態宣言の発令により、ほとんどの安全教室が中止となる中、6月に学校が再開されると、通学路で児童が不審者に声を掛けられる事件が多く報道されました。
警視庁が発表した資料によると、3月から子どもたちが外に出る機会は確実に減ったにもかかわらず、子どもたちの犯罪被害は大きく減少していないことが言えます。
安全教室が中止になり、無防備な状態で子どもたちは通学しています。
この現状を危険だ、不安だ、とたくさんの保護者の声がNPOにも寄せられています。
コロナ感染が落ち着きを見せ始めた2020年秋には自治体や学校から安全教室の開催依頼も多くありました。来春の小学校進学に向け保育園や幼稚園からの依頼も増えています。
板橋区では45組定員に対して75組