ーーーーはじめに
ーーーーコロナが学生から奪ったもの
ーーーー絶望の中に差した、ひとつの光
ーーーーこのプロジェクトで実現したいこと
ーーーーリターンについて
ーーーー実施スケジュール
ーーーー応援コメント
ーーーーコミュニティについて
ーーーー最後に
大学の海外危機管理をサポートする機関の調査によると、回答した大学の夏の海外留学は97%が実施を中止、春休みの実施は中止・検討中が多数であり、多くの学生にとっては4年間しかない学生生活の中で、今後1~2年は留学機会の提供が難しい言われています。
しかし、このような状況にありながら、98%の学生は「留学をしたい」という気持ちに変わりはないと回答しており、コロナ禍における、留学の機会提供は社会的課題となっています。
留学は学生にとって、ただの「英語学習」ではありません。
グローバルに活躍するために必要な価値観の醸成、異文化に対する理解、慣れない土地での生活による自己成長の機会など、これから社会人となり、仕事を通じて世の中に貢献する人材になるために欠かせない、重要な学びを与えてくれます。
つまり、私たち学生にとって、あらゆる学習機会の中でも「留学」というものは人生のターニングポイントになりうる最重要なものであり、今後の日本の経済を担う人材育成においても重要なものだと考えています。
僕は、長年の夢だったアメリカ留学をコロナによって断念しました。
留学に向け、1年生時から毎週英会話に通い、アプリで積極的に外人の友達をつくり、大学内では外国人留学生にひたすら声をかけて話していました。加えて、留学先でのインターンプログラムのために国内でもインターンを始めたり、とにかく全てを留学の準備に費やしました。それが、突然のコロナにより、嘘の様に目の前から消えてしまったのです。
その時の喪失感はこれまでになく、まるで人生を強制終了させられたような気持ちでした。ただただ、悔しく、その思いは今も消えていませんし、留学を応援してくれていた両親にも申し訳ない気持ちでいっぱいです。
私の親友の一人は、在学中に留学に行くことが必須の学部であるということが決め手になり、とある大学に進学しました。
しかし、コロナによって計画していた留学は白紙になり、「留学こそ、大学進学の中で一番価値ある」と信じていた彼女にとって、留学に行けないということは大きなショックを与えました。普段は、明るく笑顔のかわいい彼女でしたが、留学に行くことができないと知った時の彼女の悲しそうな表情は今でも忘れることができません。
また、彼女をきっかけに調べる中で、彼女と同様にコロナによって、留学に行けない。学習に意欲的であるにも関わらず、学習の機会を損失せざる負えない。そんな人がたくさんいることがわかりました。
そこで、何か私にできることはないかと行動することを決意したのです。
この状況をどうにかできないかと、情報を探していたところ、共同発起人の一人である、高橋結奈は知人を通じて「U-GAKU」という国内英語留学事業の立ち上げに参画する機会がありました。
実際に実施先の北海道の”ニセコ”に赴き、現地調査や宿泊先の交渉など事業のサポートを行うにつれて、留学機会逸失による問題の大きさを痛感すると共に、この国内英語留学「U-GAKU」の可能性を感じました。
また、もう一人の高橋航大も、自分にできることを模索していたところ、国内英語留学「U-GAKU」のイベントに参加した縁から繋がりのあった創業者の野口和輝さんとSNS上で再び繋がり、この課題について相